coly、3Q(2~10月)決算は「coly ID」の推進による手数料の圧縮で赤字幅が大きく縮小 ディズニーとの開発案件が進行中であることを明らかに

coly<4175>は、12月12日、2026年1月期の第3四半期累計(2~10月)の決算(非連結)を発表、モバイルゲーム事業とメディア事業がともに増収となったことに加え、「coly ID」を推進したことによる手数料の圧縮が想定以上に進捗し、赤字幅が大きく縮小した。

売上高48億9900万円(前年同期比13.9%増)
営業損益2億9900万円の赤字(前年同期5億9600万円の赤字)
経常損益2億4800万円の赤字(同5億9100万円の赤字)
最終損益1億4800万円の赤字(同6億2600万円の赤字)

モバイルオンラインゲーム事業は、前期にリリースしたオリジナルIPタイトル『ブレイクマイケース』が売上増加に寄与し、売上高は前年同期を上回った。2025年5月の1周年イベントでは、『ブレイクマイケース』売上としては過去最高を計上し、周年以降のゲーム内イベントも引き続き好調に推移した。

『魔法使いの約束』は2025年1月から3月までのTVアニメ放映が引き続き影響し、MAUは堅調な水準を維持し、売上高も安定的に推移した。『スタンドマイヒーローズ』は、9周年を迎え、10周年を見据えた今後の展開を発表し、多くの反響があった。引き続き、各IPにおいてユーザーにとって魅力のある運営を実施しながら、舞台やキャストイベントなどのリアルイベントやグッズなどを絡めつつ、ゲームだけでなくIPとしての成長を目指していく。

同時に、ウォルト・ディズニー・ジャパンとの開発案件やその他新規タイトルなどの、新たなIPの創出・新たなゲームの開発を進行し、安定成長のための準備を進めていく。

メディア事業は、TVアニメ「魔法使いの約束」の放映や、「スタンドマイヒーローズ」および「魔法使いの約束」の舞台実施に加え、「ブレイクマイケース」の舞台化準備など、メディアミックスを進めたほか、各タイトルでのグッズ販売が好調に推移した。

また、異業種とのコラボレーション、「coly cafe! 池袋PARCO店」での期間限定カフェの開催など、ユーザーとのタッチポイントを創出し、多方面から同社作品に触れる機会を提供し続け、売上高は前年同期を上回った。

■通期業績予想は引き続き非開示

2026年1月期通期の業績予想については、引き続き非開示。2026年1月期中にリリース予定としていた作品のサービス開始が来期以降に延期となる見込みであることを踏まえ、その影響を算定中であるためや、モバイルオンラインゲーム市場を取り巻く競合環境の変化が激しく、売上動向の予測が困難であるため、としている。

株式会社coly(コリー)
https://colyinc.com/

会社情報

会社名
株式会社coly(コリー)
設立
2014年2月
代表者
代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
決算期
1月
直近業績
売上高65億円、営業損益5億1600万円の赤字、経常損益5億1000万円の赤字、最終損益5億4600万円の赤字(2025年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4175
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