『原神』『DQウォーク』が迫るも5周年の『プロスピA』はトップを譲らず…App Storeランキングの1週間を振り返る


10月19日~10月23日のApp Store売上ランキングの動きを振り返っていこう。

この週は、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』、Neteaseの『荒野行動』、そしてコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)の『プロ野球スピリッツA』(プロスピA)の3タイトルが首位を獲得した。特に5周年記念キャンペーン後の『プロスピA』は3日連続の首位と圧倒的な強さを見せた。

またサービス開始から好調をキープしているmiHoYoの『原神』は、2位まで迫るも『プロスピA』5周年の壁に阻まれる形となった。なお中国のApp Store売上ランキングでは、並み居る強豪タイトルを押しのけ首位を獲得している。同じくスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』も「漆黒伯爵装備ふくびき」を開始後、2位につけた。

今週のトピックとしては、22日に『スーパーロボット大戦DD』が、前日の236位から23位に急上昇し、App Store売上ランキングでは2019年8月21日のリリース以来、初のトップ30入り。23日に『Sky 星を紡ぐ子供たち』が9位と初のトップ10入りを挙げたい。

10月の新作タイトルでは、『ファイナルギア-重装戦姫-』が10月21日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)で前日の37位から13位に急上昇し、リリース後の最高順位を更新しており、今後の期待も高い。

来週は月末月初を控えており、各社がどのような施策を打ちランキングに影響するか注目したいところ。

 
■10月19日
 

10月19日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、ミクシィ<2121>の『モンスターストライク』が首位をキープした。

ランキングの上昇が目立ったのは、土曜日の155位から12位に急上昇し、トップ10に迫った。Cygamesの『グランブルーファンタジー』だ。『グラブル』は、10月17日19時より、レジェンドガチャに「アザゼル」と「ロゼッタ」「ウーフとレニー」のハロウィンバージョンのキャラクター解放武器が登場しており、売上を大きく伸ばす形になったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、バンダイナムコエンターテインメントの『キングダム セブンフラッグス』が土曜日の229位から14位へと急浮上した。『キングダム セブンフラッグス』は、10月18日22時30分より、リミテッドガシャに超究極レア★7「李牧」「媧燐」が新登場したことが順位を押し上げる要因となっているもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコエンターテインメントとドリコム<3793>の『ONE PIECE トレジャークルーズ』と、Playrix Gamesの『ガーデンスケイプ』などがトップ30に復帰した。

 
■10月20日
 

10月20日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、NetEase Gamesの『荒野行動』が首位に立った。

『荒野行動』は、10月19日より、公認実況者総選挙トップ3に選ばれたプレーヤーをモチーフにした限定スキン「第3回荒野スター総選挙アイテム」が登場していることが売上の上昇につながったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストタクト』が前日の25位から5位に浮上し、トップ10圏内に入ってきた。『DQタクト』は、10月19日11時より、期間限定の「トリックグレイツェルSPスカウト」を開始し、ハロウィン衣装に身を包んだSランクモンスター「トリックグレイツェル」が登場していることなどが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie

ほか、10月19日16時より、新英雄召喚イベント「女神の僕たる者たち」を開催中の任天堂<7974>とDeNA<2432>の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』や、サムザップの『戦国炎舞 -KIZNA-』がトップ30に復帰した。
 
出所:AppAnnie

 
■10月21日
 

10月21日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、「2020 アニバーサリープレイヤー第1弾」の登場など多彩な施策を展開中のコナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が首位に立った。

『プロスピA』は、本日10月21日に5周年を迎えており、その記念施策などで引き続き好調な推移となっていくことが予想されるところだ。

また、この日は直近リリースタイトルの躍進が目立った。まずは、miHoYoの『原神』が2位とリリース後の最高順位を更新してきた。『原神』は、★5キャラクター「クレー(炎)」などの出現確率がアップしたイベント祈願「フレアの止まり」を10月20日19時より開始していることなどが、今回の最高順位更新の原動力となっているようだ。
 
出所:AppAnnie


同様にリリース後の最高順位となる4位まで急上昇してきたのが、セガとCraft Eggの『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』だ。『プロジェクトセカイ』は、10月20日15時より、新メンバー登場ガチャ「人形達の舞踏会ガチャ」を開始しており、「★4[不自由マスカレード] 朝比奈まふゆ」と「★4[生きているように] 宵崎奏」「★4[絶たれた糸] 初音ミク」が新メンバーとして登場していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、ビリビリの新作『ファイナルギア-重装戦姫-』も13位とリリース後の最高順位を更新した。

 
■10月22日
 

10月22日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、5周年記念施策を展開中のコナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が首位をキープした。

トップ10圏内では、colyの『魔法使いの約束』が前日の198位から一気に10位に飛び込んできた。『魔法使いの約束』は、10月23日18時から開催予定のイベント「黒猫と魔法使いのワルツ」の特効カードが登場したガチャを、イベントに先駆けて10月21日18時より開始しており、売上を大きく伸ばしているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、この日のトピックスは、バンダイナムコエンターテインメントの『スーパーロボット大戦DD』が、前日の236位から23位に急上昇し、App Store売上ランキングでは2019年8月21日のリリース以来、初のトップ30入りを果たしたことだ。Google Playランキングではリリース当初に既にトップ30入りを果たしているため、やや意外感があるが、リリースから1年超を経てのトップ30入りとなる。

なお、今回のランキング上昇は、10月21日より、新たに「マジンカイザー/兜甲児」が参戦したことがその要因となっている。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター シャイニーカラーズ』や、アイアの『乃木坂46リズムフェスティバル』などがトップに復帰した。
 
■10月23日



10月23日9時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が3日連続で首位をキープした。

トップ10圏内では、NetEase Gamesの『IdentityⅤ 第五人格』が前日の43位から6位に浮上してきた。『IdentityⅤ』は、10月22日のメンテナンス終了後より、「S13・真髄2」を正式開放しており、写真家のUR衣装「裁判官」や、泥棒のSSR衣装「伝達者」、心眼のSSR衣装「書記官」など新しい衣装が追加されたことが売上に寄与しているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が同じく80位から7位に浮上してきた。『ドッカンバトル』は、10月22日17時より、「伝説降臨」ガシャを開催しており、LR覚醒が可能な「【侵略の影】ターレス【SSR】」が新登場していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


そしてこの日は、thatgamecompanyの『Sky 星を紡ぐ子供たち』が9位と初のトップ10入りを果たした。『Sky 星を紡ぐ子供たち』は、10月22日16時より、ハロウィーンがテーマの「いたずらな日々」イベントを開始しており、ハロウィーンアイテム「いたずらウィッチハット」と「いたずらスパイダーケープ」がショップに登場していることなどがその原動力となっているものと思われる。
 
出所:AppAnnie

ほか、gumi<3903>の『ファントム オブ キル』や、テンセントゲームズの『コード:ドラゴンブラッド』などがトップ30に復帰した。
 
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
https://www.konami.com/games/corporate/ja/

会社情報

会社名
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
企業データを見る
miHoYo

会社情報

会社名
miHoYo
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