CRI、サウンドミドルウェア「ADX2」が独Steinberg社のデジタルオーディオワークステーション「Nuendo」との連携機能をリリースへ
CRI・ミドルウェア<3698>は、サウンドミドルウェア「CRI ADX2(以下、ADX2)」がヤマハミュージックジャパンの子会社で、ドイツに本社を置くSteinberg Media Technologyの提供する、DAW(デジタルオーディオワークステーション)「Nuendo」との連携機能をリリースすることを発表した。リリース時期は、日本国内向けは来年初め、全世界向けは来年中頃の予定。
「ADX2」が「Nuendo」の提供するGAC機能に対応することにより、「ADX2」と「Nuendo」間のデータのやり取りが格段にスムーズになる。例えば、「Nuendo」で作成したサウンド素材を再調整する場合、通常であればサウンド素材を作成した「Nuendo」プロジェクトを探して開く必要がある。
しかし、「ADX2」対応のGACを使用すると、「ADX2」のサウンドオーサリングツール上でそのまま「Nuendo」プロジェクトを開くことができる。また、再調整したサウンド素材を直接「ADX2」ツールに素材登録することも可能だ。
両ツールの連携により、数千・数万を超える膨大な数のサウンド素材を扱うケースが増えているゲームサウンドの制作において、大幅な作業の効率化が図れ、サウンドデザイナーはサウンド調整に集中でき、さらなるゲームサウンドのクオリティアップに貢献する。
▼「Nuendo」とは
音楽制作、収録、編集などの作業が行えるソフトウェア。「Nuendo」が提供するGAC機能は、近年のゲームサウンド制作の複雑なワークフローに対応した機能となっており、ゲームへのサウンド実装作業の大幅な効率化を行うことができる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698