エイベックス<7860>は、12月24日、エイベックスビルを売却し、特別利益として290億円を計上する見通しと発表した。簿価が429億円だったので、売却額は719億円となるようだ。譲渡先は守秘義務契約により非開示とした。
引渡し日は3月26日を予定しているが、リースバックを行うため、一定期間はオフィス移転を行わない、としている。売却で得た資金については、事業成長に向けた投資、株主還元などに活用する方向で検討しているそうだ。
さらに、希望退職者100名の募集に対して103名の応募があったことも明らかにした。希望退職者には特別退職加算金を支給する予定で、第3四半期決算(20年10~12月)で、約13億円の特別損失を計上する見通し。
同社は、音楽事業の一部と間接部門に在籍する40歳以上の社員を対象に12月10日から12月21日まで実施していた。
あわせて、2021年3月期の連結業績予想も開示した。営業損失は70億円(前期は40億円の利益計上)となるが、最終利益については150億円(同11億円の損失計上)を見込む。期末配当も1株あたり96円とした(前の期は25円)。
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860