DMM、Jリーグクラブのアビスパ福岡に出資…経営に参画へ 傘下のシント=トロイデンVVとのネットワーク構築も


DMM.comは、Jリーグクラブを運営するアビスパ福岡が第三者割当増資にて発行する一部株式を取得したことを発表した。

これに伴い、DMMのCOOである村中悠介氏が同社の取締役に就任、DMMグループ傘下であるシント=トロイデンVVのCEOである立石敬之氏はエグゼクティブ・アドバイザーを務め、DMMの執行役員である緒方悠氏は顧問として、アビスパ福岡の経営に参画する。

なお、DMMは2021シーズンよりアビスパ福岡とオフィシャルスポンサー契約を締結しており、プレミアム・パートナーとしてトップチーム公式戦ユニフォーム背中に、DMMグループのサービスである「DMMほけん」のロゴを掲出している。

DMMは、ビジネスとしてのフットボールクラブ経営には、まだ顕在化していない無限の発展性、価値があると確信しているという。今回のアビスパ福岡への出資は、Jリーグクラブへの経営参画を契機とした新たなグローバルネットワーク推進への第一歩と位置付けている。日本サッカーと世界をつなぐ架け橋として、日本~アジア~欧州において選手を発掘・育成し、ビジネス面ではアビスパ福岡とシント=トロイデンVVのクロスセールスや両クラブのパートナー企業間のネットワーク構築を目指していく。アビスパ福岡の経営に参画することで本戦略を加速させ、今後もアジアと日本、日本と欧州をつなぐフットボール国際構想を推進していく方針だ。

■出資の背景と今後の展望
2019年のクラブ間業務提携以来、アビスパ福岡とは多方面で交流を進めてきた。2020年にはシント=トロイデンVVの立石CEOが同クラブ顧問に就任し、両クラブが長期的な戦略を共有する中、双方のビジョンが合致し今回の出資に至った。

スポーティブサイドでは、立石氏を中心に欧州最先端の情報を活用した強化支援、欧州・アジアルートの開拓をサポートする予定。ビジネス面においては、DMMおよびシント=トロイデンVVとのクロスセールス戦略、また、アビスパ福岡が2021シーズンに掲げる「首都圏パートナー強化」における連携など、DMMの営業力、事業開発力をもってバックアップすることで、アビスパ福岡のさらなる発展を支援していく。1996年のJリーグ加盟以来、市民クラブとしてファン・サポーターと行政、そしてパートナーの皆様が一丸となって支えてきたアビスパ福岡が、地域、そしてアジアで愛されるクラブへと飛躍する後押しとなれるよう、努めていくとしている。

 
合同会社DMM.com
https://dmm-corp.com/

会社情報

会社名
合同会社DMM.com
設立
1999年11月
代表者
最高経営責任者 亀山 敬司
決算期
2月
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