【人事】gumi創業者の國光宏尚氏が取締役退任　フィナンシェの株式譲渡、特別功労金も支出

gumi<3903>は、この日(6月11日)、同社創業者で取締役会長の國光宏尚氏が任期満了で退任することを明らかにした。7月28日開催の第14回定時株主総会の終結をもって退任となる。

また、株主総会で上程する役員人事は以下のとおり。いずれも重任となる。

川本 寛之氏：代表取締役社長
本吉 誠氏： 取締役


なお、創業者特別功労金として、國光氏に1億5000万円を支払うとのこと。役員退職慰労金制度がないため、今回、2022年4月期の特別損失として計上することにしたという。

また、ブロックチェーンサービスの開発・運営を行うフィナンシェの株式を國光氏に簿価で譲渡することも明らかにした。フィナンシェへの投資を通じ、ブロックチェーンを活用した、クラウ ドファンディングサービス「Financie」の提供を行ってきたが、現状では安定的な収益を創出することが難しい状況下であるため、とした。追加投資を行うことが難しく、今回の判断に至ったという。

子会社のgumi Cryptosが議決権比率の4.5％にあたる70万株を保有していた。

 

gumiは、キャッシュフローの健全性の向上を図るべく、モバイルオンラ インゲーム事業における収益力の最大化を図ることがグループの成長のための第一優先であると考えているという。