【ゲーム株概況(6/17)】9月配信予定の新作を発表のenishが逆行高　5月月次売上が好調なフリューも買われる　gumiは3日ぶりに反落

6月17日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比272.68円安の2万9018.33円で取引を終えた。前日16日の米FOMC（連邦公開市場委員会）で2023年中にゼロ金利政策を解除する方針が示されたことで、米国の長期金利が上昇したことから、国内市場は朝方から売り物が先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>が一時600円台に乗せるなど逆行高した。enishは、前場場中にアニメ「彼女、お借りします」初のゲームアプリとなるパズルゲーム『彼女、お借りしますヒロインオールスターズ』を9月に配信予定であることを発表したことが市場から材料視されたようだ。

また、前日6月16日に発表した5月の月次売上高が前年同月比82.5％増となったフリュー<6238>が買われたほか、任天堂<7974>やセガサミーHD<6460>が堅調に推移した。

半面、gumi<3903>は3日ぶりの反落となり、コロプラ<3668>やガンホー<3765>、グリー<3632>など主力株は総じてさえない動きとなった。

gumiは、自己株式立会外買付取引（ToSTNeT-3）による自社株買いが予定通りに完了したことなどで、取締役会長を退任予定である國光宏尚氏の保有株が大きく減少したことを発表したものの、残りの保有株も潜在的な売り物となるのではとの懸念の動きが引き続き市場で意識されているようだ。


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