ソネットのオンラインゲーム事業の動向について【追記あり】

 ソネットエンタテインメント<3585>の2010年4-9月期のオンラインゲーム事業のまとめです。   【中期事業方針】  同社は、5月に発表した中期事業計画では、以下の方針を掲げていました。
  • 自社IPタイトルの確立
 自社IPタイトルの供給数と売上を増やす。2013年3月期までに自社IPのタイトル数3タイトルから9タイトルに増やすとともに、売上比率も9%から40%に引き上げる。
  • 海外展開の加速
 北米、欧州、アジアで展開する。北米は、ゲームポットの現地法人を通じて配信する。他は主にライセンス展開を行う。
  • モバイルゲームの展開
 モバイルMMOやソーシャルゲームを投入する。 【上期の施策】  こうした方針でしたが、上期では、以下の施策を実施したそうです。
  • 不採算タイトルからの撤退
 『モンスターファームラグーン』や『アップルシードタクティクス』、『ヤンキー魂』が終了。特に『モンスターファーム』の終了は相当痛かったのでは。
  • 新規開発タイトルの絞り込み
 『モンスターファームラグーン』の終了がきっかけというわけではないのでしょうが、新作を出す際のチェックをかなり厳しくするようになった、という話を聞いています。1つ目の「不採算タイトルからの撤退」と合わせて考えると、自社IPを中心にタイトルを増やす方針は修正したと言うことなんでしょうか。
  • 海外事業の見直し
 アジアでのライセンス展開を行う。中期計画では、北米や欧州での展開も言及されていましたが、日経MJの報道によれば、北米事業は縮小しているようです。欧州については『レベルR』の運営が続いているようです。
  • モバイルゲームのリリース
 ソーシャル、MMORPG等、合計7タイトルをリリース。  中期計画と実際の施策にずれがでているため、近いうちに再度、修正計画に関する発表があるかもしれません。   【オンラインゲームの下期リリース予定】  下期は以下のタイトルを投入するようです。かの大型MMORPG『ウィザードリィオンライン』についてはどうなったのでしょうか(【追記】)。
  • 『ハウリングソード』
  • 自社IPの大型アクションゲーム
 (→これですかね。4gamer.net 「ゲームポット謎の新作,先行体験会が何やらこっそり実施されている模様」)
  • 韓国産横スクロールアクションゲーム
  【海外展開について】  自社IPのコンテンツを海外にライセンス展開を行うそうです。
  • 『ペーパーマン』
 シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、台湾のパブリッシャーとライセンス契約締結。
  • 『Livliy Island』
 台湾、マカオ、香港でのサービスを開始。日経MJの報道だと、さらに韓国にも展開するようです。   【モバイル・スマートフォンへの展開】
  • 上期は、モバゲーや携帯キャリアで、合計7タイトルを配信。
  • 下期はさらに12タイトル増やす予定。
  • スマートフォン向けでは、エンタテイメントコンテンツを配信する。
  【追記】 ウィザードリィオンラインについて  orekiheitaiさんのご指摘によれば、ウィザードリィオンラインは、2012年3月期中にリリースされる予定とのことです。ありがとうございます。4gamer.netが掲載したゲームポットの植田社長のインタビュー記事を見ると、年内に…というニュアンスがありましたが、やはりタイトルがタイトルだけに、しっかりと作り込んで、納得できる形で出したい、ということなんでしょうね。
ソネット株式会社
http://www.so-net.ne.jp/

会社情報

会社名
ソネット株式会社
設立
1995年11月
代表者
石井隆一
決算期
3月
直近業績
売上高933億円、営業利益100億円、経常利益105億円、当期純利益40億円(2012年3月期)
上場区分
上場廃止(東証一部)
証券コード
3789
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