任天堂<7974>の第2四半期累計(4-9月期)の連結業績は、売上高3631億6000万円(前年同期比33.7%減)、経常損益41億5200万円の赤字(前年同期1106億1300万円の黒字)、四半期純損益20億1100万円の赤字(同694億9200万円の黒字)となりました。
ニンテンドーDSについては、9月に日本で発売した「ポケットモンスター ブラック・ホワイト」の販売は407万本となるなど、非常に好調な出足となったものの、欧米では未発売であり、ハートウェアの販売を牽引するヒット作が少なかった、としています。DSシリーズのハードウェア販売台数は669万台(前年1170万台)、ソフト販売本数は5484万本(同7115万本)といずれも対前年でマイナスとなったようです。
また、Wiiについては、「スーパーマリオギャラクシー2」の全世界販売が510万本となったほか、「Wii Party」もミリオンセラーとなったものの、ハードの販売台数が497万台(同575万台)、ソフトは6521万本(7621万本)にとどまったそうです。
こうした状況に加え、為替が大きく円高となったことにより、売上高や営業利益に影響を及ぼしただけでなく、外貨建て資産の評価損も発生した、としています。
3月通期は、売上高1兆1000億円(前期比23.3%減)、経常利益1450億円(同60.2%減)、当期純利益900億円(同60.6%減)を見込んでいます。
為替レートの前提は、1ドル=85円、1ユーロ=110円。
なお、同社では、「Wii」の販売ソフトの予想について、従来予想から300万本増の1億3800万本にする、としています。ハードウェアと同梱したソフトの販売数量を加えたもので、実質的な変更はないそうです。
同時に、中間配当について、従来予想では1株あたり130円としていましたが、140円に増額しています。