2月3日付けの日経産業新聞は、ディーツーコミュニケーションズ(D2C)がシンガポールを本拠地とするネット広告大手に資本参加するほか、中国に現地法人を設立する、と報じている。
報道によれば、D2Cがシンガポールのアッフル・ホールディングスの第三者割当増資を引き受けたとのこと。D2Cは、インドやインドネシアで携帯電話会社と取引のあるアッフルにネット広告代理店や広告主のキャンペーン支援などのノウハウを提供する模様。D2C独自で現地での事業展開も検討する。
さらに、7月には、中国・上海に全額出資の現地法人を設立。4人体制で10月に営業を開始する計画で、現地の広告代理店や広告主向けにモバイル広告の営業やインターネットサイト制作の支援事業を展開するという。
D2Cは、スマートフォン向けなど国内事業は拡大基調にあるが、競争の激化は必至。海外市場に参入することで、ネット広告事業の長期的な成長余地を探る、としている。