NFTプラットフォームのUnique Networkは、国連公認のHuman Settlement Programme(UN-Habitat)とGlobal Challenges(IAAI GLOCHA)から、気候変動対策のための最新の取り組みであるDigitalArt4Climateのリードテックパートナーに選ばれたと発表した。
Unique Networkは、NFTチェーンであり、現在、KusamaとPolkadotのブロックチェーンネットワーク向けに構築されている、より効率的でスケーラブルなプルーフオブステークソリューションを通じて、NFTの機能を拡大している。
国連は、NFT技術を、気候変動対策に関するメッセージを増幅させることができる、創造的な表現のためのユニークな新しい媒体として捉えているという。
NFTは、アーティストが自分の作品を世界規模で収益化し、作品が販売された後も継続して代金を受け取ることができる方法だ。世界のどこにいるアーティストでも、彼らの作品や使命を支持するコレクターの国際的なオーディエンスにリーチすることができる。国連は、この革新的なアートフォームを、作品の拡大と収益化に役立つテクノロジーの恩恵を受ける次世代のクリエイターに提供したいと考えているという。
DigitalArt4Climateは、世界中の若いアーティスト、デザイナー、活動家が、地球規模の気候危機に対する行動を人々に起こさせるようなアートを創造することを目的としている。
NFTは、デジタル時代に最適化された新しいメディアといえる。Unique Networkは、DigitalArt4ClimateのNFTマーケットプレイスを制作・運営し、アーティストやウェブデザイナーが自分の作品を展示できるようにする。このマーケットプレイスは、Unique Network社のすぐに使えるNFTソリューション群をベースに構築され、エネルギー効率と低炭素負荷に最適化されたブロックチェーン技術を使用している。
国連は、気候変動の影響を緩和するための取り組みの一環として、2021年を「持続可能な開発のための創造的経済」の年と定め、国連の持続可能な開発目標を実施・達成する上で、他にはない強力な資源としての創造性の価値を強調している。
DigitalArt4Climateは、UN-Hbitatとのパートナーシップのもと、気候変動対策に貢献するクリエイティビティの力を加速させることを目的としたイニシアチブとなる。IAAI GLOCHAの主導のもと、DigitalArt4Climateイニシアチブは、UNFCCCのAction for Climate Empowermentプログラムの文脈で、人々の挑戦心を刺激し、個人が気候変動対策を行うために必要なリソースを動員するようなアートを、世界の若いアーティストたちに呼びかけている。
Unique Networkは、DigitalArt4Climateイニシアチブに参加し、IAAI GLOCHA、UN-Habitat、Social Alpha Foundation、Exquisite Workers、Pallette69などのパートナー団体とともに、プログラムの技術的な実施をリードする。Social Alpha Foundationは、アーティストへのメンターシップセッションを提供し、受賞者の表彰のスポンサーとなる。Exquisite Workersは、このプログラムのクリエイティブとコンテンツを担当し、Pallette69はDesignathonのUX/UIのメンターを担当する。