ポールトゥウィン、ピットクルーとクアーズと合併 ピットクルーとクアーズは解散へ
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、この日(9月3日)、連結子会社であるポールトゥウィンが同じく連結子会社のピットクルーとクアーズと合併すると発表した。合併は2022年2月1日を予定している。ポールトゥウインを存続会社とし、ピットクルーとクアーズについて解散する。
デバッグ・検証事業では、主としてゲームソフト会社に対して不具合検出の他、ゲーム開発・販売に付随する業務としてゲームの難易度等のチューニングや取扱説明書・攻略本制作、そしてゲームソフトのグローバル化に伴うローカライズ(翻訳)等幅広い BPOサービスを提供している。
また、ゲーム以外のアプリやシステム開発企業に対して、ソフトウェアの第三者検証サービスを提供している。同サービスにおいては、テストによる不具合の発見の他、ソフトウェア開発の上流工程からコンサルティングを行い、顧客企業が開発するアプリやシステムの品質向上に貢献している。
ネットサポート事業では、ネットショッピング、フリマアプリ(フリーマーケットアプリ)や映像・電子書籍等のEコマースのマーケット拡大に伴い、カスタマーサポートや出品物チェック、広告審査支援や権利侵害調査などの業務需要が拡大している。
また、AIの品質を向上させるためのデータ認識評価やQRコード決済サービスに関する不正モニタリング等のサービスも増加している。同事業では、自治体や学校からの依頼を元に SNS などのネット上のコミュニティ調査や、インターネットトラブルに関する啓発セミナーも行っている。
これまでポールトゥウィンでは主としてゲームソフトメーカー向けの BPO サービスを、クアーズではゲームソフト以外のアプリやシステム開発企業に対して第三者検証サービスを提供してきた。
また、ピットクルーではネットサポート事業の国内中核会社として、主としてインターネット関連企業に対してサービスを提供してきた。
近年、社会におけるあらゆるサービス、コンテンツがネットを介して提供することにより、デバッグ・検証事業、ネットサポート事業双方の取引先となる業界も増えていることから、事業セグメントの枠組みを超えて、顧客にとって使い勝手の良いBPOサービスの開発や提供に取り組み、営業面でもグループ内のクロスセルを推進してきた。
今回、これまでの取り組みやグループが属する市場環境を考慮し、国内主要事業会社である3社を統合することで強みの相乗効果を産み出し、経営の観点では人材、ファシリティ、ファイナンス、ナレッジの共有による更なる経営効率化を進め、合併による企業規模、サービス力を活かす、としている。
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィン株式会社
- 設立
- 1994年1月
- 代表者
- 代表取締役 CEO 橘 鉄平
会社情報
- 会社名
- ピットクルー株式会社
- 設立
- 2000年1月