Unreal Engine専門のソフトウェア開発会社のヒストリアは、短編探索アドベンチャーゲーム『The Market of Light』をUnreal Engine5(UE5)で制作、Steamで2021年9月27日に無料公開した。本ゲームはUE5の技術デモを兼ねており、さまざまな最新の技術による表現をゲームで体感できる。
■短編探索アドベンチャーゲーム『The Market of Light』とは
本コンテンツは2021年5月28日に公開したUE5の早期アクセスビルドにより作成した、技術デモを兼ねた短編探索アドベンチャーゲーム。15~20分でクリアできるボリュームとなっており、手軽に最新技術に触れられる作品。
プレイヤーは「ホタル」となり、市場に散らばった光の玉を集めていく。ちょっとした街の市場も、小さなホタルにとっては広大なフィールド。ミクロな視点で作り込まれた箱庭の世界を体験できる。
■興奮から生まれたUE5技術デモゲーム
三色に輝く光の玉はそれぞれ「Nanite」、「Lumen」、「Niagara」を表している。無限のポリゴンを扱う「Nanite」、完全に動的なライティングを可能にする「Lumen」、そして最新のエフェクトツールの「Niagara」。本作にはこれらの新機能を活かした次世代表現が随所にちりばめられている。
■総ポリゴン数は約49億!
精巧に作り込まれた野菜や果物をはじめとする多くのオブジェクトは、無限のポリゴンを扱える「Nanite」により、どこまで近づいてもリアリティを保ったまま鑑賞できる。また、映画向けに販売されているアセットもリダクションせずにそのまま配置している。この「Nanite」と非常に大きなテクスチャを扱える「Virtual Texture」を使用することで、約49億ポリゴン、8Kテクスチャ253枚+4Kテクスチャ1065枚での構成を実現した。
■概要