DeNA SOMPO Mobility、カーシェアサービス「Anyca」で遊休資産となった法人車両をシェア可能にする取り組みを開始

DeNA SOMPO Mobilityが運営している個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」は、共同使用契約の枠組みを活用し、法人が所有する車両をカーシェア可能にする取り組みを本サービスとして2021年10月より開始する。

「Anyca」はこれまで個人間同士のカーシェアリングをおこなっていたが、法人の中にも遊休資産を活用したいというニーズや、新型コロナウイルスの影響で、利用頻度が落ちた車両をシェアしてクルマの維持費を軽減したいというニーズがあるかと考え、一定の条件内で、共同使用契約の範囲内で法人のクルマをカーシェア可能とする、実証実験を2019年11月から行っていた。

実証実験開始から2021年7月1日時点までに394台の法人車両が登録され、法人でも高いニーズがあることがわかり、今回本サービスとして展開することにしたという。

■法人所有車両の共同使用契約について
車両の所有者 : 法人
登録可能車両数 :3台/事業所
特徴 :
・共同使用契約に基づいたカーシェアを実施
※料金設定や受け渡し方法などは制限あり
・わナンバー登録の必要はなし
・保険はドライバーが加入
※その他DeNA SOMPO Mobilityが定める契約条件がある

登録した法人のなかには、自動車ディーラーなどが登録をしており、遊休資産となったクルマの活用や、ディーラーのファンを作る機会として活用されているとのこと。

また、実証実験中には、試験導入したリユースEVの自治体公用車を休日に市民とシェアする取り組みや、通常時は社有車として利用している車両を災害時にのみ災害時協力車両として自治体とシェアする取り組みの検討も開始したとのこと。