三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、9月6日付のレポートで、ミクシィ<2121>のレポートで、2012年3月期から2015年3月期の業績予想の減額修正を行った。2012年3月期の営業利益予想を28億3200万円~34億円から28億0800万円に引き下げた。
同証券では、SNS「mixi」のPC向け広告について、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムが独占販売することになり、ミクシィのPC向け広告売上を押し上げるとする一方、独占販売契約を締結していないモバイル広告の売上高は、前回予想から減額修正したとのこと。
フィーチャーフォンからスマートフォンへのシフトというトレンドもあるが、PVが伸び悩む中でモバイル広告の費用対効果が低下している可能性があるとしている。
同時に、「mixiアプリ」について、ソーシャル性が重視されているものの、マネタイズにつながり難い状況が続いているとも指摘している。「mixi」にもゲーム好きなユーザーが多いと思われるため、会社側がゲーム性を強化すれば、課金が伸びる可能性が高いと考えているという。
なお、今回の業績予想には、新ソーシャルプラットフォームからの売上貢献は想定していない模様。レーティングは、「Underperform」の継続とした。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121