三菱UFJモルガン、2013年のソーシャルゲーム市場は4000億円規模になると予想

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、9月6日付のレポートで、国内ソーシャルゲームの市場規模の見通しを上方修正し、2013年には4135億円(前回予想3048億円)になるとの見通しを示した。これは同証券による2010年推定の3.8倍の規模にあたる。ソーシャルゲーム市場は今後も拡大が続くと予想されていたが、今後さらに拡大ペースがさらに加速するとの見方だ。 同証券では、未上場SAP4社への取材を踏まえて、2011年においても国内ソーシャルゲームの市場規模の拡大が加速している、と考えたとのこと。2011年の市場規模の予想は、2385億円から2134億円に、2012年は2672億円から3394億円としている。 市場規模をブレイク・ダウンすると、2011年のARPPUを3775円、2012年を4635円、2013年を5510円に、課金ユーザー数についても、2011年527万人、2012年610万人、2013年626万人に引き上げている。 なお、ソーシャルゲーム市場の状況について、それほど多くないユーザーが高額の課金を使うようになっていると指摘している。いわばヘビーユーザー化が進んでいるとの見方である。さらに今後は、スマートフォンの普及により、従来の暇つぶし需要に加えて、スマートフォンでゲームを遊びたいユーザーも取り込めると見ているという。