シード・プランニングは、スマートフォン向けゲームの市場規模は、2015年には2010年の30倍にあたる2550億円になるとの見通しを9月8日に明らかにした。
端末契約数が2015年には7600万台を突破するなどスマートフォンの急速な普及を背景に、ゲーム会社やプラットフォーマーの市場参入が進み、表現力が豊かなゲームコンテンツの提供が拡大するほか、SNSやキャリアのスマートフォン向けゲームプラットフォームのキャリア課金の整備や、スマートフォンゲーム上での広告ビジネスの拡大、LTEの普及などがあるという。
なお、内訳は、ユーザー課金が204億円、広告が2550億円となっている。また、2010年のスマートフォンゲームの市場規模については85億円と推定している。内訳は、ユーザー課金が81億円、広告が4億円となっているとのこと。
一方、スマートフォンゲームのユーザーにも調査を行っており、スマートフォンに買い換えてからゲーム機利用が減少した、もしくはやらなくなったユーザーが43.6%となった。スマートフォンゲームユーザーの課金率は18%で、利用歴が長いほど課金率が高くなる傾向がある、としている。課金ユーザーのうち、42.2%は月平均1000円以上課金することも明らかになった、としている。
なお、調査についての詳細は、シード・プランニングが研究レポート「スマートフォンゲーム市場動向分析調査」(価格:147,000円:税込、2011年8月16日発刊)として販売するので、そちらを確認してほしい。
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