「クランチロール」が「ファニメーション」と統合 ブランド、社名ともに「クランチロール」として展開へ

ソニーグループ<6758>傘下のクランチロール(Crunchyroll)は、昨日3月1日、「クランチロール」が「ファニメーション」と統合する、と発表した。あわせて、ファニメーション・グローバル・グループは、クランチロール(Crunchyroll, LLC)に社名変更することも明らかにした。

クランチロールは現在、4万を超えるエピソードを提供している。クランチロールの月額料金は変わらず、これまでファニメーション限定だったコンテンツがクランチロールに追加となる。これにより、クランチロールは、200を越える国と地域で10言語でアニメ体験を提供する。

なお、現在ファニメーションが提供中の作品の新エピソードは引き続きファニメーションでも提供されるが、2022年春以降に展開される新作アニメは、全てクランチロールで提供される。

クランチロールは引き続き、広告モデルによる無料配信を提供するため、ファンはクランチロールとファニメーションの両方にそれぞれ料金を支払う必要がなくなる。広告無しの有料配信は7.99~14.99ドルの間で3種の月額料金プランを提供する、としている。


クランチロールのCEOコリン・デッカー(Colin Decker)氏のコメント
「昨年、クランチロールがファニメーション・グローバル・グループ傘下となった際、私たちの最優先事項はファンを一番に考えることにありました。字幕版、吹き替え版、サイマル配信、カタログ配信、音楽、映画、マンガからなる全てのブランドとサービスをクランチロールに統合することで、私たちは世界中で真価を発揮することができます。今日から始まる新生クランチロールにより夢が実現します。今日の我々のコミュニティを築き上げてきたアニメクリエイターと世界中の何百万というアニメファンに感謝します」

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