ボルテージ、第1四半期は経常益1.3億円 「恋人シリーズ」に資源集中

 ボルテージ<3639>は、10月29日、第1四半期(7-9月期)の業績を発表しており、売上高12億4600万円、経常利益1億3000万円、四半期純利益7200万円となりました(前年同期は、四半期決財務諸表を作成していないため、前年同期との比較はなし)。

■事業の状況について

 同社は、「恋人ゲーム」シリーズに経営資源を集中し、コンテンツの付加価値を高めるとともに、収益源の多様化を図っていく、という経営方針とし、具体的には、30歳前後の大人を対象に、従来の公式サイトだけでなく、ソーシャルアプリやスマートフォン向けコンテンツの配信などを行ったそうです。

 具体的には、キャリア公式サイト2サイト、ソーシャルアプリ2サイト、スマートフォン向けコンテンツの無料版1サイトを新規サイトとして立ち上げたとのこと。この結果、公式サイトは67サイト、ソーシャルアプリは3サイト、スマートフォン向けサイトは1サイトになったそうです。月額下院会員数は、約111万人になった、としています。売上高は11億7800万円。

 また、「恋人シリーズ」のキャラクターをつかったオリジナルグッズの開発・販売に注力しており、42アイテムの販売を開始しており、「恋人」シリーズの新規サイト内ショッピングコーナーとして2サイト開設。売上高6300万円だったそうです。

 

■6月通期の見通し

 6月通期は、売上高57億円(前期比28.5%増)、経常利益6億4000万円(同17.8%増)、当期純利益3億7400万円(同13.9%増)を見込んでいます。

 同社では、引き続き「恋人ゲーム」シリーズに経営資源を集中し、コンテンツの付加価値を高めていく方針です。公式サイトの売上高が堅調に推移し、ソーシャルアプリの売上高も期初の計画を大きく上回っているため、通期予想も引き続き順調に推移するとみているそうです。テレビCM等の広告費用やサーバー増設に係る費用などが見込まれるのの、こうした状況から10月20日に上方修正を行った、としています。

 ちなみに、第2四半期累計では、売上高26億円(前年同期比21.2%増)、経常利益2億4000万円(同30.2%減)、四半期純利益1億3700万円(同34.8%減)と減益を見込んでいます。