【ゲーム株概況(5/13)】Web3領域への積極進出を発表のオルトプラスが3日ぶりに大幅反発 前期最高業績達成の東映アニメがS高 グリーは9日続落
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5月13日の東京株式市場では、日経平均は大幅反発し、前日比678.93円高の2万6427.65円で取引を終えた。ゴールデンウィーク明けから前日までに1000円超の下落となっていたこともあり、買い戻しの動きが広がった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、第2四半期決算とともにJリーグオフィシャルライセンスを受けた国内初のブロックチェーンサッカーゲーム『トレサカ Jリーグ』の今夏リリースや、Web3領域への積極的な進出を開始することを発表したオルトプラス<3672>が3日ぶりに大幅反発した。
同様に第1四半期決算とともにアニメ「天元突破グレンラガン」の初のスマホゲームの制作プロジェクトに参画していることなどを発表したKLab<3656>も反発し、2022年3月期決算が過去最高業績となり、今期も複数の劇場版大型作品の公開を控える東映アニメ<4816>はストップ高した。
大手ゲーム株では、前日12日の好決算発表に加え、野村証券が投資判断「Buy」を継続し、目標株価を9300円から9400円に引き上げたコナミHD<9766>が反発した。
ほか、ドリコム<3793>やコロプラ<3668>、enish<3667>なども高い。
半面、12日に第3四半期決算を発表したグリー<3632>は、2ケタ超の営業減益となったこともあり、9日続落と厳しい状況が続いた。
また、KADOKAWA<9468>は、『エルデンリング』販売好調で2022年3月期決算はゲーム事業の好調ぶりが目立つ内容となったが、今期の減収減益予想を悲観的にとらえた向きに売られた。
業績予想の下方修正を嫌気して前日売られていたエイベックス<7860>は5日続落し、年初来安値を更新した。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816