JPYCは、5月21日から各ネットワーク上のJPYCをアップデートし、既存のJPYCv1からJPYCv2へ移行すると発表した。
JPYCはv2へのアップデートにより特定アカウントのブロックや、当該コントラクトに誤送信されたトークンの引き出しなどが可能で、バグの修正あるいは機能を追加するためにスマートコントラクトのアップグレードも可能になる。
こちらは、Circleが発行するUSDCの規格に準拠している。現在保有しているJPYCv1はJPYC公式サイトにてJPYCv2と交換する機能を実装予定。
また、アップデートによりトークンのコントラクトアドレスが変更となるので、現在の2次流通市場を利用者は注意しよう。
「JPYC(JPY Coin)」は1JPYC=1円で取引される前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン。2021年1月27日に発行を開始してから、2022年5月には10億円を超えるJPYCが発行された。
JPYCは現在、Ethereum、Polygon、Shiden Network、Gnosis、Avalanche、Astar Networkで利用可能。既にJPYCv2にて提供を行っているAvalanche、Astar Networkに加え、Polygon、Shiden Network、Gnosisにて現在ご利用のJPYCv1からJPYCv2への移行を実施する。
JPYCv2へのアップデートは、さらなる需要増への対応と資金決済法改正を見据えステーブルコインの世界標準規格に準拠することによるセキュリティおよびガバナンス強化の実現を目的としている。
また、現在アップデートを行うチェーンにて保有しているJPYCv1をJPYCv2に移行できる機能を22日から提供する予定。
アップデート概要
・アップデートを行うチェーン
Polygon・Shiden Network・Gnosis上にあるJPYC
(Avalanche・Astar Networkは既にv2に対応したトークンで発行している。)
・移行に伴う発行開始日
2022/05/22 0:00 (日本標準時)
・JPYCの申し込みに関して
下部の図の通り、5/20 23:59までに同社指定口座へのご入金が確認できたものについてJPYCv1での送信
それ以降の入金分についてはJPYCv2にて送信する。
また、JPYCの購入申込みを送信した日より起算し7日以内に同社へ支払いがなされない場合には、その購入申込みは無効となる。
JPYC利用規約:https://jpyc.jp/terms
・弊社公式サービス「JPYC Apps」での利用に関して
JPYCv1からJPYCv2への移行に伴い、移行日の5月22日 0:00分以降の注文に関しては、JPYCv2のみの取り扱いとする。
そのため、5月22日以降にJPYC Appsをご利用いただく際は予めJPYCv1からJPYCv2への交換を行っていく。
・JPYCv1からJPYCv2への交換に関して
5月22日以降に交換ページのURLを告知する。
ブラックリスト機能や当該コントラクトに誤送信されたトークンの引き出しなどが可能になり更なる利便性向上を行う。
会社情報
- 会社名
- JPYC株式会社
- 設立
- 2019年11月
- 代表者
- 代表取締役 岡部 典孝