【ゲーム株概況(6/1)】東京通信が連日のS高…業績予想を減額もオーバースへの出資の評価が優勢に 同様に出資を発表のgumiも大幅反発
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6月1日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比178.09円高の2万7457.89円で取引を終えた。為替が1ドル=129円台まで円安に振れたことに加え、中国・上海のロックダウン解除で中国景気の減速懸念が後退するとの見方も追い風となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、東京通信<7359>が連日のストップ高と異彩を放った。東京通信は、前日5月31日に新規事業を中心とした先行投資の前倒しと、分散したオフィス環境の統合による中長期にわたる経営の効率化を目指した本社移転を織り込んだ業績予想の下方修正を発表するとともに、エンターテイメントコンテンツの企画、制作、開発を手掛けるオーバースへの出資も発表しており、強弱入り混じった材料の中で、ポジティブに評価する向きが優勢な展開となったようだ。
同様にオーバースへの出資を発表したgumi<3903>も大幅反発した。
また、ガーラ<4777>がこの日は反発してストップ高となるなど荒い値動きとなり、東海東京証券が投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げし、目標株価を6130円から7390円に引き上げたスクウェア・エニックスHD<9684>もしっかり、
半面、前日ストップ高したIGポート<3791>は反落し、カヤック<3904>や東映アニメ<4816>なども安い。
大手ゲーム株では、バンダイナムコHD<7832>やセガサミーHD<6460>などがさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359