バンナム、2022年3月期の決算は営業益17％減の356億円と減益　「エルデンリング」は海外収益か　大型タイトル複数発売で初期費用かさむ　スマホゲームも苦戦

バンダイナムコエンターテインメントの2022年3月期の決算は、売上高2562億1500万円(前の期比2.2%増)、営業利益356億4800万円(同16.8%減)、経常利益381億7700万円(同13.4%減)、最終利益217億1000万円(同34.8%減)と増収・減益での着地となった。


・売上高:2562億1500万円(同2.2%増)
・営業利益:356億4800万円(同16.8%減)
・経常利益:381億7700万円(同13.4%減)
・最終利益:217億1000万円(同34.8%減)


バンダイナムコホールディングス<7832>の22年3月期決算ではゲーム事業は増収増益だったため、意外に思われるかもしれない。増収増益要因となった「ELDEN RING(エルデンリング)」については海外で販売を担当したため、その売上は海外子会社の収益となったようだ。

大型タイトルを複数リリースしたため、開発コストやマーケティング費用といった初期費用が増えたという。もう一つの柱であるスマホゲームについても、新作が好調な出足となるとともに主力タイトルが安定的に推移したものの、年間では好調だった前の期に及ばなかったという。

業績推移は以下のとおり。