グラミン日本とMAIA、日本シングルマザー支援協会は、7月20日、ITスキルの習得を通じて就労を目指す人材育成プログラム「でじたる女子」をスタートしたと発表した。
シングルマザーを含む女性を対象としたプログラムで、「でじたる女子」第一期として合計34名が受講する。参加者は、九州・沖縄地方より13名、関東地方より11名、関西地方・中部地方より3名ずつ、中国・東北地方より2名ずつと、全国各地からオンラインでの参加となる。
このうち9名は、リープ共創基金が資金分配団体を務める、休眠預金を活用した助成プログラム「キャッシュフォーワーク2021」の対象として、実行団体であるグラミン日本が直接雇用のうえ学習機会を提供する。
受講期間は9月末までの約3か月間で、MAIA が提供するe-Learning を通じ「RPA」「SAP」というニーズの高いIT 関連スキルを習得するほか、基礎的なビジネススキルも学習する。
グラミン日本からは、自己理解や金融トレーニングといった自立して研修・仕事に取り組むためのマインドセットの研修に加え、コーチングやカウンセリングなど研修中の伴走支援を行う。研修修了後はグラミン日本とSAP ジャパンが提供するSAP Fieldglass を活用し、提携している企業とプログラムに参加した女性との雇用機会のマッチングを実施予定。
既にオンラインでの学習や集合研修を開始しており、新しいスキル取得のため、シングルマザー同士のコミュニティーの中で、自身との向き合い、相互に励まし合いながら学習を進行しているそうだ。