インドネシアでライセンス未登録のゲームへのアクセスが遮断 『Steam』『Epic Games』などが対象に


インドネシアの通信情報省(Kominfo)は、同国内での活動やサービスを提供するゲームやテック系の企業やゲームタイトルに向けて、PSE(Private Electronic System Provider)のライセンス登録を行っていない場合アクセス禁止措置を取ると発表したようだ。また罰金が課せられる場合もあるという。ロイターの報道などで明らかになった。

実際にEpic gamesやSteamなどがブロックされたようだ。

調査会社のniko partnerのレポートでは、PSEの登録を行っている海外企業は207社ほどで、GoogleやYouTube、ゲームでは『ラグナロクオンライン』『Valorant』『PUBG Mobile』『 Mobile Legend』『Roblox』などが登録されている。

その一方で『Steam』『Epic Games』『Battle.net』『Origin』『Counter-Strike: Global Offensive』『Dota 2』などが未登録であるという。

PSEについては、
(1)インドネシアで活動するすべてのPSEのシステムの構築
(2)インドネシアのデジタル空間の維持
(3)デジタルプラットフォームへのパブリックアクセスの保護
(4)徴税面を含む国内外PSE間の公平なシステムの構築
といった内容を目的として挙げている。

なおインドネシアは1億7000万人以上のゲーマーがいる10億ドル(1300億円)のビデオゲーム市場であり、東南アジア最大のゲーム市場に位置づけられており、今回の規制に関しては大きく影響を及ぼしそうだ。