モブキャストHD、22年12月期通期の業績予想を下方修正　営業益は4400万円の黒字から一転して3億1500万円の赤字の予想に

モブキャストホールディングス<3664>は、8月12日、2022年12月期通期の連結業績予想の修正を発表、売上高・営業利益とも下方修正となり、営業利益は従来の4400万円の黒字から一転、3億1500万円の赤字の予想に修正された。

売上高54億円→37億9100万円（増減率29.8％減）
営業損益4400万円の黒字→3億1500万円の赤字

・モバイルゲーム事業
新規ゲームタイトルの内容見直しを行い配信開始時期を変更したことに加え、配信中のゲームタイトルが競合タイトルの影響を想定以上に受けたことから、売上高・営業利益がともに大幅に減少する見込み。また、当初計画していた中国向けのプロデュース案件が現地の規制強化の影響を受けて、開発見送りとなった。

IP創出事業の一つとして推し進めているウェブトゥーン事業は、作品のクオリティアップを目的に配信開始時期を変更したことにより、売上高・営業利益が当初予想を下回る見込み。

・キッチン雑貨事業
アウトレット店舗が新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けて、当初予想よりも売上高が減少する見込み。加えて、ウクライナ情勢による製品原価高騰分を販売価格に転嫁したことの影響を受けて、全国の百貨店などに出店している小売店舗での売上高・営業利益が
減少する見込み。

EC事業は、3月に行ったシステム改修の影響を受けてセッション数が減少し、売上高・営業利益ともに当初予想より減少する見込み。

また、販売費および一般管理費に関して、主に製造プロセスと販売プロセスの構造改革にともなう商品の自社在庫化により、倉庫費用・配送費用が当初予想に比べて大幅に増加する見込み。