アカツキ、新作ゲーム開発費を1タイトル30億円以上に増額 最大200億円投下 3D×マルチデバイス×多言語のキャラ×バトルゲームで世界的ヒットを目指す
アカツキ<3932>は、「経営方針資料」を公開し、主力のゲーム事業において、新作タイトルの開発予算を1タイトルあたり5~10億円から30億円以上に増やしていくことを明らかにした。4年で最大200億円を投じる。ゲームについては、2D中心としたグラフィックのゲームから3Dメインのゲームにするほか、対応デバイスもモバイルだけでなくPC、そして多言語展開を行い、世界的なヒットタイトルを目指していく考えだ。中間の成果として、2023年夏に新作発表会も開催する。
ゲームジャンルについては、これまでリズムゲームなども手掛けてきたが、得意とするキャラクター×バトル系ゲームに領域に集中する考え。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や『ロマンシング サガ リ・ユニバース』などで培った複数の長期運用や、世界中のユーザーを熱狂させるノウハウを活用する。
この背景には、『原神』や『Tower of Fantasy』のヒットにみられるように、多言語&マルチデバイスゲームが人気となるトレンドがある。同社では、2025年までにマルチデバイス×多言語ゲームをリリースできる能力を段階的に高めていく。3Dやマルチデバイスゲームの開発に精通した人材採用の強化を進めているそうだ。
同時に、3D×マルチデバイス×多言語を見据えた「次世代運営ゲーム群」にリソースの大部分を集中しつつも、限定した予算で「ゲーム発IP創出」にも挑戦していく。外部の企業などと提携・協業しながら5タイトル前後で10億円程度を投じる考え。この一環として、売り切り型のゲームや、サブスク型ゲームなどにも挑戦したいとのこと。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932