【ゲーム株概況(10/19)】『メメントモリ』好発進のBOIがストップ高 アニメ『天国大魔境』関連でIGポート4日続伸、エイベックス年初来高値

10月19日の東京株式市場では続伸。前日比で101円24銭安の2万7257円38銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場での上昇を受けて指数寄与度の大きい半導体関連や値嵩株を中心に買われる展開となった。指数の上げ幅は一時200円を超える場面もあったが、徐々に様子見ムードが広がり、2万7300円近辺でもみあいながらジリジリと値を下げた。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ていくと、バンク・オブ・イノベーション<4393>がストップ高。昨日(10月18日)リリースしたばかりの新作『メメントモリ』が日本と東アジア圏でのApp Storeセールスランキングで上位に入ったことが好感された。本作のヒットで今後の業績復調が期待されている。

同社では、リリース後1か月間のダウンロード数もグループ史上最大となることを見込んでおり、日本国内のみで月額課金高5億円以上の規模を最低1年以上推移(年間60億円)させることを目指す、としている。

IGポート<3791>が4日続伸。同社子会社のProduction I.Gが新作アニメ『天国大魔境(てんごくだいまきょう)』の制作を担当するとエイベックス・ピクチャーズが発表しており、これが材料視されたもようだ。石黒正数氏原作で、講談社「アフタヌーン」で連載中の近未来SFアドベンチャー作品。エイベックス<7860>も年初来高値更新。

このほか、ワンダープラネット<4199>やトーセ<4728>が買われた一方、シリコンスタジオ<3907>やテンダ<4198>が売られるなど6~8月決算を発表した銘柄では明暗が分かれた。

他方、KLab<3656>は反落。前日、Web3関連事業を管轄する子会社BLOCKSMITH&Co.が日本を代表するサッカー漫画『キャプテン翼』のIPを活用した、新感覚ブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』を年内ローンチ予定と発表したことが材料視されて反発したが、この日は利食い売りに押されたようだ。

 

 

株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
http://www.boi.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
設立
2006年1月
代表者
代表取締役社長 樋口 智裕
決算期
9月
直近業績
売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4393
企業データを見る
株式会社IGポート
https://www.igport.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社IGポート
設立
1987年12月
代表者
代表取締役社長 石川 光久
決算期
5月
直近業績
売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
上場区分
東証
証券コード
3791
企業データを見る
エイベックス株式会社
https://avex.com/

会社情報

会社名
エイベックス株式会社
設立
1988年4月
代表者
代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
決算期
3月
直近業績
売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7860
企業データを見る