ボルテージ、第1四半期(7~9月)決算は18%減収ながら赤字幅は縮小 Voltage Entertainment USAの解散などで費用減少 「電子コミック・コンシューマ」は増加
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ボルテージ<3639>は、11月7日、2023年6月期の第1四半期(7~9月)連結決算を発表、「電子コミック・コンシューマ」が増加したものの、「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」が減少し、減収となった。
一方、広告宣伝費の減少や、Voltage Entertainment USAの解散に伴う従業員の退職などによる給与および法定福利費の減少などで、赤字幅は縮小した。
売上高11億3000万円(前年同期比18.8%減)
営業損益8200万円の赤字(前年同期2億2200万円の赤字)
経常損益6700万円の赤字(同2億1800万円の赤字)
最終損益6800万円の赤字(同2億2400万円の赤字)事業区分別の状況は以下のとおり。
①日本語女性向け
主に「アバター型」「読み物型」が減少し、売上高7億1900万円(前年同期比16.9%減)となった。②英語・アジア女性向け
主に「Love365」の減少と、Voltage Entertainment USAの解散および清算を決議したことによるタイトル減少により、売上高1億3600万円(同46.6%減)となった。③男性向け
主に「六本木」が減少したことにより、売上高2億1300万円(同11.3%減)となった。④電子コミック・コンシューマ
主にぼるコミ、Nintendo Switch向けコンテンツが増加したことにより、売上高6000万円(同109.5%増)となった。■通期業績予想は引き続き非開示
2023年6月期通期の連結業績予想については、合理的な業績予想数値の算定が困難であることから非開示としている。なお、2023年6月期からは、市場動向を鑑みて戦略を軌道修正し、2025年6月期ごろにアプリと新分野(電子コミック・コンシューマ)での「事業3本柱」を成立させるべく経営を進めていく。日本語女性向けアプリはファンダムを充実させ採算性の向上を図る「ファンダム戦略」、新分野は初期基盤がほぼ整ったため、投資の第2フェーズとして拡大と強力IP創出に向けた「ヒットIP戦略」を推進するとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639