【決算カレンダー】ゲーム関連企業の22年9～11月決算発表が本格化　でらゲー子会社化のケイブに関心　シリコンスタジオの今期展望に注目？

ゲーム・ネット関連企業の2022年9～11月決算の発表が今週から来週頭にかけて発表される。日程的な集中日は今週末1月13日で、この日はブロッコリー<2706>とワンダープラネット<4199>が発表を予定している。

ケイブは、2022年内にリリース予定だった「東方Project」のIP許諾を受けた新規ゲームのリリースを今年4月を目途に延期していることが今回発表予定の2023年5月期の第2四半期決算にもネガティブな影響となっている可能性は否定できないところ。ただし、9月1日付で完了したでらゲーの子会社化がこの四半期から寄与してくることも想定され、業容の大きな変化も見込まれる。まずは強弱それぞれの材料による影響をじっくりと見極めたいところだろう。

シリコンスタジオ<3907>は、受託開発の増加に加え、ミドルウェアライセンス販売において大型ライセンス契約の売上を一括計上したことで10月に2022年11月期通期の連結業績予想の上方修正を発表している。こうした好調な状況が一過性のものなのか、それとも続く2023年11月期以降も良好な状況が続いていくのか、その業績展望が大いに注目される。