ドリコム、第3四半期決算は営業利益48%増の21億円と大幅増益 『トレクル』が引き続き好調

ドリコム<3793>は、本日(1月30日)、2023年3月期 第3四半期累計(22年4月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高83億8000万円(前年同期比3.7%増)、営業利益21億円(同47.9%増)、経常利益20億2500万円(同46.7%増)、最終利益11億6600万円(同36.7%増)だった。

・売上高:83億8000万円(同3.7%増)
・営業利益:21億円(同47.9%増)
・経常利益:20億2500万円(同46.7%増)
・最終利益:11億6600万円(同36.7%増)

 

■ゲーム事業

ゲーム事業においては、8周年を迎えた同社主力タイトルの1本であるIPゲームタイトル(『ONE PIECEトレジャークルーズ』とみられる)がIPの盛り上がりに牽引され好調さを維持し、収益に貢献した。

売上高については、同社主力IPタイトルが好調さを維持したことに加え、昨年度に新規タイトルをリリースしたこと等により、前年同期比で増加した。

利益については、主力タイトルの増収影響に加え、運用体制の効率化や一部の不採算タイトルをクローズしたこと等により、前年同期比で増加した。

以上の結果、セグメント売上高は81億5200万円(前年同期比2.3%増)、セグメント利益は24億6000万円(前年同期比50.7%増)となった。主力事業である当セグメントにおいては、引き続き運用中タイトルの安定的な収益の維持に努めるほか、開発中の複数の新規タイトルのヒットによる売上、利益の増大を目指していく。

 

■メディア事業

売上高については、Twitterを活用したファンコミュニティ促進サービス『Rooot』の好調に加え、ライトノベルの刊行開始に伴い、前年同期比で増加した。

利益については、出版・映像やWeb3などの新規事業領域への投資を行っており費用先行が継続しているため、損失額は前年同期比で増加した。

以上の結果、セグメント売上高は2億2700万円(前年同期比107.6%増)、セグメント損失は3億6000万円(前年同期はセグメント損失2億1200万円)となった。当セグメントにおいては、中長期的な事業成長を目指し、積極的な投資を促進していく。

 

今後については、主力のゲーム事業において一層の採算性向上に取り組むほか、新規タイトルのリリースによる売上成長を目指していく。また、ゲーム以外のエンターテインメント領域での事業開発に注力し、IPを軸とした総合エンターテインメント企業へ成長していく。さらには、既存事業とWeb3領域を融合させることで、成長戦略を推進していく。

 

■2023年3月期の業績見通し

2023年3月期の業績は、売上高107億円(前期比1.6%増)、営業利益22億円(同38.3%増)、経常利益21億円(同36.2%増)、最終利益11億円(同36.3%増)、EPS38.59円を見込む。

・売上高:107億円(同1.6%増)
・営業利益:22億円(同38.3%増)
・経常利益:21億円(同36.2%増)
・最終利益:11億円(同36.3%増)
・EPS:38.59円

計画に対する進捗率は、売上高78.3%、営業利益95.5%、経常利益96.4%、最終利益106.0%となっている。

・売上高:78.3%
・営業利益:95.5%
・経常利益:96.4%
・最終利益:106.0%

株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
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