コロプラ<3668>は、昨年12月に開催された第14回定時株主総会の質疑応答を公開した。この中で、『白猫プロジェクト』Nintendo Switch版である『Shironeko New Project』に関する質疑が注目される。同プロジェクトの開発継続の有無や、リリースの時期を確認するものだったが、同社では「現状お知らせできる段階ではない。お知らせできる段階になったら、あらためてお伝えしたい」と回答した。
『Shironeko New Project』は、2018年7月の『白猫プロジェクト』リリース4周年生放送内で発表されたもので、2020年内に発売する予定としていた。その後、任天堂との特許紛争の影響なのかは不明だが、翌年12月にユーザーが満足できるゲームに仕上げるため、企画の見直しを行うとし、リリースを延期する旨のアナウンスを行った。
発表時にはリリース時期は未定としながらも、開発中止ではなく、引き続きコンシューマゲームの開発に取り組む考えを示していたが、その後は音沙汰のない状況が続いていた。今回の質問に対する回答では、リリース時期はもちろん、開発継続についても言及していない。延期発表から3年以上が経過したが、その間、障害と見られていた任天堂との特許紛争も和解した。今後のアナウンスが注目される。
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668