【ゲーム株概況(2/8)】通期業績予想を下方修正した任天堂が安値を更新　上方修正のテレビ東京HDは3日ぶり大幅反発　東映アニメは買われる

2月8日の東京株式市場では、日経平均は続落となり、前日比79.01円安の2万7606.46円で取引を終えた。発表シーズン中の10～12月決算銘柄の中から業績のさえなかった銘柄への売り物が目立ち、一時は2万7500円割れの水準まで売られる場面があった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、直近はNFTアイドルプロジェクトを材料に動意づいているエディア<3935>が反発したほか、オルトプラス<3672>や東京通信<7359>、東映アニメ<4816>などが買われた。

東映アニメは、SBI証券が目標株価を1万7780円から1万8920円に引き上げたことが市場の心理にプラスに働いているようだ。

また、周辺株では、アニメライツ収入の拡大などで2023年3月期の連結業績予想の上方修正を発表したテレビ東京HD<9413>が3日ぶりに大幅反発した。

半面、前日7日に第3四半期決算を発表するとともに、2023年3月期通期の業績予想の下方修正を発表した任天堂<7974>が大幅反落して、昨年来安値を更新した。

決算関連では、同じく7日に第3四半期決算を発表したバンダイナムコHD<7832>とタカラトミー<7867>もさえない。