【サービス終了、その瞬間】スクエニ『FF7エバークライシス』…最終ログインした多くのファンに見守られながらファイナルムービーによるフィナーレ

スマートフォンアプリ市場は、日々新作ゲームがリリースされる。その一方で、様々な事情により惜しまれつつサービスが終了してしまうゲームも少なくはない。
gamebizでもサービス終了に関する記事(関連情報)を取り上げている。
それら記事を読み、「あと数ヵ月後に終わるのか…」と思うが、サービス終了発表~サービス終了当日までの期間、そのゲームについて追ってはいなかった。
そこでgamebizでは、それらゲームのサービスが終了する瞬間に立ち会って、ゲーム内でどのような事が起こったのかを伝える「サービス終了、その瞬間」を展開している。
今回は、2026年10月7日15時をもってサービス終了となった、スクウェア・エニックスの『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS(ファイナルファンタジーVII エバークライシス)』(FF7EC)をピックアップする。
◆スクエニ『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』(Since 2023 to 2026)
まずは『FF7EC』の概要について。
本作は、『ファイナルファンタジーVII』コンピレーションシリーズを章立て配信で紡ぐRPGで、オリジナル版『FFVII』に近い姿でその世界を楽しむことができた。
App Store版及びGoogle Play版については2023年9月7日より、Steam版については2023年12月7日よりサービスを開始しており、約3年でのサービス終了となった。

◆タイトル発表からサービス終了までの歴史を振り返る
続いて、『FF7EC』発表からの歴史を振り返っていこう。
本作は、2021年2月26日にスクウェア・エニックスが2022年配信予定のスマホ向け新作RPGとして公になった。その際、開発をアプリボットが担当していることも明らかになった(関連記事)
タイトル発表から1年4ヵ月後、『FF7EC』の最新映像が公開されるとともに、2022年内にクローズドβテストを実施予定であることが発表(関連記事)
さらにその1年後の2023年6月9日、クローズドβテスト参加者の募集および事前登録を開始。同年8月には正式リリース日が2023年9月7日に決定した。

▲事前登録数は2023年6月9日の受付開始から52日で100万人を達成した(関連記事)
リリースを翌日に控えた2023年9月6日から事前ダウンロードが始まったが、こちらの初動が好調で日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダのApp Store無料ランキングで1位を獲得(関連記事)

その勢いのまま『FF7EC』は2023年9月7日に正式にリリースされたのであった。
なお、前述のとおり本作はサイバーエージェント<4751>グループのアプリボットが開発を担当。サイバーエージェントの藤田晋社長は本作について、期待作であることを当時の決算説明会の場でたびたびコメントしていたが、その期待に応える形で『FF7EC』は、2023年9月8日のApp Storeセールスランキング(ゲームカテゴリー)で初登場8位にランクイン(関連記事)したほか、2023年9月8日のGoogle Playの無料ランキングでも2位を記録した(関連記事)

▲リリース翌日にダウンロード数が200万を突破するなど、好スタートを切った。

▲2023年9月13日には500万ダウンロードを突破。
また『FF7EC』のSteam版も2023年12月7日にリリース。既に配信されていたモバイル版で遊んでいるデータをSteam版と共有することも可能だった。

その後『FF7EC』では、季節に合わせたイベントや『FINAL FANTASY VII REBIRTH』とのコラボなど、さまざまな施策を展開してファンを楽しませてくれた。




そのほかの『FF7EC』の出来事についてだが、gamebizで掲載してきた記事一覧をチェックしてもらいたい。

そんな『FF7EC』だったが、2026年7月8日に、そのサービスが2026年10月7日15時をもって終了することが発表されたのであった。(関連記事)
◆1週間前からプレイ…有終の美(サ終)を見届けるつもりだった。つもりだったんだよ!
『FF7EC』の発表からサービス終了決定までの流れを振り返ったところで、ここからはサービス終了1週間前の2026年10月1日からログインしたプレイ記録をダイジェストでお届けしよう。
まずはいつものように、アプリのインストール及びゲームデータのダウンロードだ。私物のiPhoneは容量的にもはや新たなゲームを受け入れる余裕がなかったので、段々と化石みたいなパフォーマンスになってきた社用スマホを使わせてもらったよ。

ちなみに筆者は『FF7EC』のご先祖とも言えるプレイステーション版『ファイナルファンタジーVII』はリアルタイムでプレイしたことがある。元々、ファミコン及びスーパーファミコンの『FF』シリーズは好きだったこともあり、『FFVII』がプレイステーションで!?(俺、サターンしか持ってねーよ……)、グラフィックが2Dじゃなく3Dとか未来かよ!(いま改めて見るとカックカクだけども)、と高校生の筆者は思ったものだ。
『FFVII』のために中古のプレイステーションを買い、コンビニでアルバイトしていた友達に予約しておいてもらってソフトを購入(当時ゲームソフトがコンビニで売っていたんだぜ)。ろくに勉強もせず「ティファ可愛いよ、ティファ」「スノーボード(ミニゲーム)で一生遊んでいられるわ」「タークスのレノとルードいい味出してんな」「……(ナイツオブラウンド初見時の筆者の反応)」と、『FFVII』をプレイしまくった遠いあの日が懐かしい限りだね。
▼読者の皆さんは1ミリも興味ないだろうけど筆者と『FF』シリーズの関係性はこちらでも知ることができます
・【サービス終了、その瞬間】スクエニ『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』…サービスが終わろうともメモリアル版がある限り『FFBE』はつづく
・【サービス終了、その瞬間】スクエニ『DFFオペラオムニア』…光の戦士だったプレイヤーたちと過ごした約7年の物語に幕を下ろす
あー、ちなみに『FFVII』は初代プレステ版以降、派生作品やリメイク作品が数多く発売される大人気シリーズとなったわけだが、筆者が遊んだのはカックカクの初代PS版だけ。いやぁ~なんつーか、それ以降の作品はクラウドもセフィロスもザックスもイケメン過ぎて、冴えない筆者との間に見えない壁、そして超えられない壁ができちゃったのである。
おっと、そうこうしているうちにダウンロードが終わったようなので、サ終までの1週間、プレイしていこうかしら。


▲チュートリアルやガチャ的なものを済ませて準備はOKよ。
『FF7EC』ではギルドを立ち上げたり加入したりして、他のプレイヤーさんと繋がることができるようだが、なにせサ終1週間前からプレイし始めた筆者を快く思う方はいないだろう。なので筆者は誰の邪魔にもならないよう「すみっこでじっとしていよう」というオバケのQ太郎精神で、ひたむきに、そしてがむしゃらにストーリーを進めていくことにした。





▲5~6年前、知り合いが『ファイナルファンタジーVII リメイク』で遊んでいるのを隣で眺めていたんけど、その時にビッグス、ウェッジ、ジェシーは良い奴らだなと思ったし、リメイク版のグラフィック超きれいじゃんとも思った。


▲高校生の頃はヴィンセントとかがカッコいいと感じていたけれど、おっさんになるとバレットやシドらイケオジの魅力がわかってくるねぇ。特にバレットはコブラのサイコガンみたいな右腕や、蝶野正洋さんのようなお顔(グラサン込み)がイカすぜ!


序盤は初代PS版をプレイしていた筆者でも覚えているストーリーが展開され、エモいったらありゃしない!



▲画像のシーン。これまた知り合いが『ファイナルファンタジーVII リメイク』で遊んでいるのを隣で眺めていた時に見た、レノが「かったるいけど、出番だぞ、と!」と言いながら高速でクラウドの背後に回るくだりはカッコ良すぎて痺れたね。
その後、初代PS版しか遊んでいない筆者には馴染みのないザックス(いい奴なのは知っている)視点のストーリーや、ルティアやグレンなる初見キャラ(はじめまして)のストーリーが始まり戸惑ったりしたりなんかして。





▲筆者が知っているユフィよりも幼いユフィも出てきて戸惑ったりしたりなんかして。



せっかくなら毎夜“花嫁オーディション”を開催しているミッドガルのウォールマーケットを牛耳るドン・コルネオにも会っておきたかったけど、そういうタイミングじゃなかったようなのでリタイアしたよ。

なんだかんだでプレイ開始から1週間が経ち、ついに迎えたサ終当日。筆者は終了1時間前に最終ログインを果たした。

▲おぉ、タイトル画面にグランドフィナーレの文字が!
最後なので、まずは餞別代わりにガチャでも引こうか(無料だけど……)




▲ヴィンセントもシドもやっぱカッコいい。でもやっぱりティファ可愛いよ、ティファ。
サ終まで残すところあと十数分となった。筆者は特にどこかのギルドに加入しているわけではないが、最後にちょっくらギルド検索でいくつかのギルドの様子を覗いてみることに。



ギルド詳細の中の最終活動の項目を見てみると、筆者が確認できた範囲でどのギルドも1分前となっており、多くのプレイヤーさんが『FF7EC』の最後を見届けるべく、サ終直前に最終ログインしていることがわかった。



▲ティファ可愛いよ、ティ(以下、省略)
そして時刻は15時。データ更新に入り、タイトル画面に戻るほかなくなった。


こうして、『FF7EC』は……とその前に。実はゲーム内でファイナルムービーを視聴することができたのである。その事をお伝えせねば。



この幕引き …… お見事! サ終にはさまざまな事情があると思うが、長く遊んでくれたプレイヤーさんに対して、こういうファイナルムービーのような粋な計らいをしてくれるというのは、報われるというか、とても良い事だと思います。
こうして、『FF7EC』は約3年の歴史に幕を下ろしたのだった。

▲サービス終了後の公式X(Twitter)。
© SQUARE ENIX Powered by Applibot, Inc.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
CHARACTER ILLUSTRATION: LISA FUJISE
(文責:gamebiz編集者 稲葉智秋)
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◆【サービス終了、その瞬間】バックナンバー
★前回の記事 ⇒ enish『進撃の巨人Brave Order』…サ終当日、予期せぬ事態に見舞われ、そして駆逐される

★26年3月~6月掲載記事まとめ…『パワプロ 栄冠クロス』『ブルーロック ブレバト』『うたわれるもの ロスフラ』『異世界∞異世界(いせいせ)』

★2025年に注目を集めた記事は? ⇒ 2025年の年間PVランキングトップ10を発表…長期運営タイトルの幕引きに読者の注目が集まる結果に

★番外編もチェック ⇒ 番外編「after that サービス終了」(2025年)…『FFBE』『スクスト2』『シノマス』『ひな図書』等のその後をリサーチ

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会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アプリボット
- 設立
- 2010年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 浮田 光樹
- 決算期
- 9月








