
カプコン<9697>は、2027年3月期上期(2026年4~9月)のデジタルコンテンツ事業において、主力シリーズの新作に加え、過去作のリピート販売も伸長した。タイトル別では『バイオハザード RE:4』が354万本を販売したほか、『プラグマタ』が273万本、『バイオハザード RE:2』が206万本を記録。シリーズ作品を中心としたリピート販売が好調に推移した。
【販売本数上位(単位:万本)】
バイオハザード RE:4:354
プラグマタ:273
バイオハザード RE:2:206
デビル メイ クライ 5:183
鬼武者 Way of the Sword:178
バイオハザード レクイエム:159
バイオハザード RE:3:156
バイオハザード 7 レジデント イービル:147
バイオハザード ヴィレッジ:133
モンスターハンター:ワールド:117
■ 「バイオハザード」シリーズの過去作が好調
決算説明資料によると、上期の販売本数上位タイトルでは「バイオハザード」シリーズが存在感を示した。2023年3月発売の『バイオハザード RE:4』は上期354万本を販売し、累計販売本数は1715万本に到達。2019年1月発売の『バイオハザード RE:2』も上期206万本、累計2038万本となった。
このほか、2017年1月発売の『バイオハザード7 レジデント イービル』が上期147万本、累計1887万本、2021年5月発売の『バイオハザード ヴィレッジ』が上期133万本、累計1627万本を販売。2020年4月発売の『バイオハザード RE:3』も上期156万本、累計1493万本となり、複数の過去作がそろって上位に入った。
シリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』も上期159万本を販売し、累計販売本数は851万本に達した。会社側は、シリーズ最新作と連動した施策などにより、リピートタイトルの販売が続伸したと説明している。
「バイオハザード」シリーズ以外では、『デビル メイ クライ 5』が上期183万本、累計1478万本を販売。『モンスターハンター:ワールド』も上期117万本、累計3083万本となった。長期にわたって販売を積み上げるタイトル群が、同社の販売基盤を支えている。
■ 『プラグマタ』273万本、『鬼武者』178万本 新作も販売拡大に寄与
新作では、4月17日に発売した『プラグマタ』が上期273万本を販売した。完全新規IPながら、販売本数上位タイトルの中で『バイオハザード RE:4』に次ぐ実績となった。
9月4日に発売した『鬼武者 Way of the Sword』も178万本を販売。20年ぶりとなるシリーズ最新作として展開し、ドイツ・ケルンで開催された「gamescom 2026」の「gamescom award 2026」で2冠を達成するなど、評価を集めた。
この結果、上期の新作販売本数は468万本となり、前年同期の99万本から372.7%増加した。一方、リピート販売本数も3218万本と前年同期の2285万本から40.8%増加し、上半期として過去最高を記録した。
販売本数全体は3686万本と前年同期比54.5%増。内訳を見ると、新作が大きく伸びただけでなく、リピート作が全体の87.3%を占めており、既存タイトルの継続販売が大きな役割を果たしている。
また、デジタル販売本数は3405万本(前年同期比51.9%増)となった。うちPC向けは2103万本(同54.1%増)、コンソール向けは1302万本(同48.8%増)と、両市場で販売を伸ばした。
■デジタルコンテンツ事業、売上高851億円・営業利益523億円
デジタルコンテンツ事業の上期売上高は851億4,100万円(前年同期比70.8%増)、営業利益は523億800万円(同66.7%増)だった。営業利益率は61.4%となった。上期は新作タイトルの販売に加え、リピートタイトルが3,218万本に達し、販売本数全体を押し上げた。主力シリーズの過去作が継続して販売される構造が、同事業の実績を支えている。


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会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1953億6500万円、営業利益752億9500万円、経常利益741億3400万円、最終利益545億8700万円(2026年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697