フォントワークス、高齢者や弱視にも「可読性」「判読性」が高いフォント『インクルーシブデザインフォント』を開発

フォントワークスは、フォントのさらなる可能性を求めて、高齢者うあ視覚障がい(弱視)に「可読性」「判読性」が高いフォント『インクルーシブデザインフォント(IDフォント)』の開発・リリースをした。

『インクルーシブデザインフォント(IDフォント)』は、美しく読みやすい、長文などに最適な「UD角ゴ_スモールB」をベースに、高齢者や視覚障害者(弱視)にとって、より一層可読性・判別性を向上した書体。

1.可読性の向上
通常、漢字の書体デザインは、縦画を横画より太くすることで画線の太さが同じに見えるように調整するが、IDフォントの漢字は、横画を従来のものより太く調整している。

理由として、漢字の書体デザインはいくつかの錯視を意識しており、その中に横画が太く見える(フィック)錯視がある。このため、通常は縦画を横画よりも太くすることで画線の太さが同じに見えるように調整するが、この錯視量は加齢に伴って変わると言われている。そこで、比較評価実験をしたところ、横画を太らせたフォントの方が読みやすいと判断され、横画を太くした。

 

2.判別性の向上
研究結果より判別性が芳しくないと判明した文字「ソ」「ン」「シ」「ツ」「ぼ」「ぽ」「l(エル)」「0(ゼロ)」「水」「門がまえ(部首)」ついて、判別性向上のためデザインを変更した。

 

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