【ゲーム株概況(4/3)】コロプラと包括的な特許クロスライセンス契約を締結のカプコンが高値更新 ブロッコリーは終値で1000円大台割れに
4月3日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比146.67円高の2万8188.15円で取引を終えた。米国の物価指標が市場予想を下回ったことで利上げの長期化観測が後退し、前週末の米国市場が上昇した流れを受けて、国内市場も買いが先行した。ただ、3月の日銀短観で大企業・製造業の景況感が悪化したこともあり、買い一巡後は伸び悩んだ。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>や東京通信グループ<7359>、オルトプラス<3672>などが買われた。
また、コロプラ<3668>と包括的な特許クロスライセンス契約を締結したことに加え、『バイオハザード RE:4』が全世界で300万本を販売するなど好調な推移を見せていることが評価材料となったカプコン<9697>が年初来高値を更新した。
東海東京証券が投資判断を新規「ニュートラル」、目標株価2160円でカバレッジを開始した円谷フィールズHD<2767>もしっかり。
カバー<5253>は続伸し、終値ベースで1400円台を回復した。
半面、ドリコム<3793>やギークス<7060>、ケイブ<3760>などが売られた。
主力IPである『うたの☆プリンスさまっ♪』の女性版『うたの☆プリンセスさまっ♪ BACK to the IDOL』の発表による騒動が嫌気された格好のブロッコリー<2706>は小反落し、終値で1000円大台を割り込んだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706