モバファク、『駅メモ!』2022年のアクティブユーザーのインストール時期分布を開示 5年以上は38%、22年18%と長期運営ながらバランスの良い分布に
モバイルファクトリー<3912>は、この日(4月25日)、第1四半期(23年1~3月)の決算説明資料において、『ステーションメモリーズ!(駅メモ!)』アプリ版で、2022年のアクティブユーザーのインストール時期の分布を開示した。資料によると、5年以上プレイするユーザーが全体の37.9%を占める一方、2018年が16.5%、2019年が10.0%、2020年が7.4%、2021年が10.0%、2022年が18.1%を占めるという。
この種のデータの開示は少ないため、どう評価するか迷うところだが、一般にオンラインゲームは運営期間が長期にわたると新規ユーザーが徐々にとれなくなっていき、結果として"古参"比率が年々上がっていく。グラフを見た印象として、新型コロナの影響があった2020年こそ少ないが、各年で継続的に新規ユーザーが獲得できていることが伺え、そしてバランスよく残っているという印象を受けた。
同タイトルのアプリ版は、2014年11月より提供されており、2022年11月にはリリース8周年を迎えた。日本全国の鉄道駅で位置登録することで駅を獲得し、旅を彩るかわいいパートナー「でんこ」とともに、その駅をどれだけ長く保持できるかをプレイヤー同士で競い合う内容となっている。すっかり老舗のタイトルとなっている本作だが、現在もなお多くのユーザーを引き付けているようだ。
リリース以来、安定した運営成績を誇っており、同社の収益の多くを稼ぐ主力タイトルとして君臨している。「移動」を伴うゲーム性となっているため、新型コロナの影響は避けられなかったものの、リオープンや各種IPコラボの効果で増収増益を達成した。Web3への先行投資をこなしての増益となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912