【レポート】MIXIのモンストシリーズ新タイトル『キュービックスターズ』が先行体験会を開催! ジャイロセンサーを活かした"ギリギリ直感シューティング"が誕生!


MIXI<2121>
は、418日、モンストシリーズ新タイトル『キュービックスターズ』の先行体験会を開催した。本稿では、体験会にて判明したゲームの詳細をお届けしていく。

イベントが始まると、『キュービックスターズ』プロデューサーの園原聖崇氏が登壇。作品の紹介が行われた。


MIXIモンストシリーズゲーム事業部
『キュービックスターズ』プロデューサー
園原聖崇氏

なお、本作は園原氏の初プロデュース作品となるという。同氏は20174月にMIXIへ新卒入社。研修後、すぐに『モンスターストライク』ゲーム運営部に配属され、運営プランナーとして主にステージ製作を担当してきた。その後、『モンスターストライク』をより多くの人に広めたいという想いから、20204月にモンストシリーズゲーム事業部に配属され、『キュービックスターズ』の企画を立ち上げてプロデューサーとして本作を主導してきた。



『キュービックスターズ』は、国内向けスマートフォンアプリゲームとしてiOSAndroidに展開。体が傾いちゃうほど熱中する新感覚のシューティングゲームだ。『モンスターストライク』のスピンオフ作品ならではのキャラクターたちが登場し、フルボイスの完全オリジナルストーリーが描かれている作品であると概要を紹介した。

本作のコンセプトは「傾けて敵を撃て!!ギリギリ直感シューティング」とのこと。スマートフォンのジャイロセンサーを用いることにより、直感的な操作を実現している。こちらの機能を取り入れた経緯として、ユーザーに新しい体験を届ける発明になるのではないかと考えたと説明。また、園原氏自身の体験として、「いかだボート」に乗って4人で川下りをした際の経験から、皆で声を掛け合ってゴールを目指す体験が「みんなでワイワイ」できるものになるのではないかと考えたとのこと。



続いて、「攻撃」に関する具体的な操作を次のように説明した。本作には「通常ショット」、「キャラスキル」、「ストライクスキル」と3種類の攻撃ショットが用意されており、それぞれ通常ショットは自動で発動、キャラスキルとストライクスキルは専用のボタンをタップすることで発動することができる。先に紹介した通り、移動はジャイロ操作で行えるため、両手の親指が自由に使えることでシンプルな操作でより奥深いゲームを楽しむことができるようになっている。




また、本作の最大の特徴として「分離」と「合体」という要素がある。本作は最大4体のキャラを1部隊としてプレイするため、4体で出撃する意味を持たせるために導入した機能になると紹介した。合体時には火力が集中するメリットがある一方で、一緒に移動をすることになるため、マルチの際は仲間と息を合わせる必要がある。ここに、園原氏がいかだボートの体験で得た、皆で声を掛け合う協力の楽しさを詰め込んだとのこと。また、分離モードではそれぞれが自由に動けるメリットがある分、合体モードには回復や復活といったメリットがあるため、合体による駆け引きが生まれると考えているという。



次に、作中に登場する装備アイテムについて。本作のキャラクターにはそれぞれ、「ストライクシップ」と「キューブ」を装備することができる。キャラクター自身が攻撃することはもちろん、ストライクシップも攻撃やキャラを強化するうえでのサポート役として重要なアイテムになっている。また、キューブはステージでドロップするアイテムとなっており、繰り返しゲームを遊ぶことでより良いキューブを見つけられるので、やり込み要素のひとつにもなっているという。



システム面の最後はキャラクターの育成について。レベル強化のほか、本作の特徴となっているのが、「スキルパネル」によるキャラクター育成である。どのスキルパネルを取得するかによって、キャラクターをどういったタイプに育てていくかが選択でき、同じキャラでもプレイヤーの好みによってさまざまな方向性でキャラを成長させられることが明かされた。ゲームを通じてプレイヤーがどのようにキャラクターを育てていくか、キャラクターと向き合う場面を大事にしてほしいという想いからこのような育成要素を導入したと園原氏は真意を説明した。



ここからはストーリーと世界観について。まずは、425日に公開のプロローグPVを上映した。

【プロローグPV


世界観に関しては、より『モンスターストライク』のキャラクターを深掘りして表現したいと考えていたという。そこで、まだ表には出ていない設定を知ってほしいとの想いから、ストーリーやキャラクター設計を細かい演出に込めていると園原氏は話した。

なお、本作は完全オリジナルストーリーとなっており、『モンスターストライク』を知っている方だけでなく、知らない方にも十分楽しめる作品に仕上がっている。さらに、キャラクターに愛着を持ってもらえるようフルボイスを実現した。



テーマ曲は、『イース』や『世界樹の迷宮』など、これまで数々のゲームで名曲を生み出した古代祐三氏に作曲を依頼。経緯としては園原氏の希望でもあったとの話だったが、依頼後、実は古代氏が『モンスターストライク』のヘビーユーザーだったことが判明し、話が盛り上がり本作の世界観にマッチした曲が完成したとの話だった。リリース後にはタイトル画面などで聴くことができるようになっているとのことなので、ぜひじっくりと耳を傾けてみよう。



次に、登場キャラクターを紹介。『モンスターストライク』でも人気の「パンドラ」、「シャーロック・ホームズ」、「ソロモン」、「ノストラダムス」、「ロビン・フッド」の5体がメインキャラクターとして登場する。各キャラ『モンスターストライク』と同じ声優を起用している。そのほか、「天使部隊」や「円卓部隊」など、リリース時にはここで紹介したキャラを含めて30体以上が登場する予定とのこと。


▲メインキャラクターの「シャーロック・ホームズ」、「ソロモン」、「ノストラダムス」、「ロビン・フッド」はリリース時に無料配布されるとのこと。




そんな『キュービックスターズ』は、現在、ティザーサイトや公式Twitter@cubicstars_mixi)を公開中。こちらでは、プロローグPVの前日譚にあたる物語(全4話)が漫画家のちょぼらうにょぽみ(@choboraunyopomi)氏により描かれている。本作が気になる方はぜひ合わせてチェックしてみよう。

最後に、今回の発表を受けて各媒体より挙がった質疑応答についても記していく。



Q.今回、ジャイロ操作とシューティングの案はどちらが先に出てきたのでしょうか?

A.発端としては「皆でワイワイ」という部分で「いかだボート」の体験がありました。ここから、ボートを漕ぐ絶妙な力加減を実現するために、どういう操作があるだろうと試行錯誤する中で「ジャイロ操作」の案が出ました。そこから、ジャイロ操作を用いたアクションゲームを作ろうとなったところで相性が良いゲームとして「シューティング」を選択させていただきました。

Q.本作はジャイロ操作のほか、バーチャルパッドによる操作は可能になっているのでしょうか?

A.バーチャルパッドも実装されており、設定で2つの操作から選択をすることができる。ジャイロ操作で遊んでいただくことをメインに考えているが、操作に慣れない人のためにバーチャルパッドも出せるようにしました。

Q.スキルパネルに関して、各キャラ全てのパネルを取得することは可能でしょうか?

A.現在、調整中の部分ではありますが、基本的には全てのパネルを取得することはできないようになっています。別途入手できるスキルポイントなどを駆使すれば全取得も可能になりますが、やり込み部分になるため非常に時間がかかります。そのため、無料で行えるリセット機能を実装しているので、振り直しが可能になっています。

Q.『モンスターストライク』本編との連携は考えていますか?

A.現在、予定はございません。

Q.園原氏が20代でプロデューサーになられた経緯についてお聞かせください。

A.当時、『モンスト』のステージ班として最も高難易度のクエスト「轟絶イデア」を作らせていただきました。その後、一通り自分の中で高難易度ステージを作り切ったというところで、次の新しいチャレンジをしようという時期でした。それが20203月~4月頃で、ちょうどその時、社内で『モンスターストライク』スピンオフ企画を募集するコンペがあり、よりいろんな見せ方、表現の仕方を用いて世に広げたいという想いがありましたので、そこで企画の内容を見ていただいて採用されたところから今のモンストシリーズゲーム事業部への配属が決まりました。

Q.マッチングにはどのような方法が実装されていますか?

A.フレンド機能を用いての募集があります。ルームを指定しない場合、他のプレイヤーが募集している部屋に入ることもできます。

Q.マルチプレイの際の意思疎通はどのようにして図ることができますか?

A.対面で遊んでいただくことを想定しているほか、ゲーム内ではスタンプを使ってコミュニケーションが取れるようになっています。

Q.リリース後のイベントや新キャラ実装に関して、どの程度のペースで更新を行っていく予定でしょうか?

A.検討中ではありますが、基本的には毎週、何かしらのゲーム内容の更新は行っていく予定です。


(取材・文 編集部:山岡広樹)



■『キュービックスターズ』


©MIXI

※画面は開発中のものです。

株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
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