バンダイナムコホールディングス<7832>の第2四半期累計(4-9月期)の連結業績は、売上高1735億9500万円(前年同期比0.5%増)、経常利益50億0600万円(前年同期28億6600万円の赤字)、四半期純損益19億3000万円の赤字(同60億3800万円の赤字)となりました。
同社では、トイホビー事業で、「仮面ライダー」や「ハートキャッピプリキュア!」等の定番キャラクター玩具が好調に推移したことに加え、デジタルカードゲームのデータカードダス、オンラインゲームと連動して遊べるカードゲーム「プロ野球オーナーズリーグ」などの収益が寄与した、としています。
なお、ゲームソフトなどコンテンツ事業は、売上高714億5200万円(前年同期比1.6%減)、セグメント損益26億円の赤字(前年同期67億6900万円の赤字)と、赤字幅は縮小しました。これは、国内で「ワンピースギガントバトル!」や「Another Century's Episode:R」といったキャラクターゲームが人気となった一方、海外を中心にフランチャイズ化を目指して展開した新規タイトルが計画を下回った、とのことです。
販売実績を見ると、北米が前年比50万5000本増の268万9000本と堅調に推移した一方、国内合計は同43万4000本減の305万2000本、欧州が同108万4000本減の127万本と低迷しました。売上上位タイトルを見ると、上半期で100万本以上発売したタイトルは「鉄拳6」の107万本のみで、「Dispecable Me」が39万本、「DEAD TO RIGHTS RETRIBUTION」が35万本、「Another Century's Episode: R」が33本でした。
続く3月通期は、売上高4000億円(前期比5.7%増)、経常利益105億円(同450.4%増)、当期純利益18億円(黒字転換)を見込んでいます。最終利益のみ、従来予想の45億円から18億円に減額修正しています。コレは主に、海外販社を中心とした子会社の赤字幅が拡大する一方、子会社の増益に伴い法人税等の増加が見込まれるため、としています。