【レポート】『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』メディア発表会を開催! 韓国・台湾で圧倒的人気を誇るモバイル向けMMORPGが遂に日本に上陸!


カカオゲームズは、427日、都内某所にて、クロスプラットフォーム(iOS/Android/PC)向けゲーム『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』メディア発表会を実施した。本稿では、本イベントの詳細をお届けしていく。



イベントが始まると、まずは本作のサービスを担当するカカオゲームズの代表であるチョ・ケヒョン氏と、開発を担当するラインハートスタジオの代表であるキム・ジェヨン氏が登壇。カカオゲームズは、強力なプラットフォームをベースとしてモバイル・PC向けにゲームのパブリッシングや自社のゲーム開発にも力を入れている企業である。現在は、『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』を始め、韓国版の『ウマ娘 プリティーダービー』や『プリンセスコネクト!Re:Dive』のサービスを担当している。一方、ライオンハートスタジオは、優れた技術力をベースとして、PC・モバイル・プレイステーション向けにハイクオリティなゲーム性を備えたタイトルを開発している。今回、発表された『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』は、その第一作として韓国では長期間ストアランキング1位をキープしたタイトルであると紹介した。


▲司会進行を務めたOooDa氏。

また、チョ氏は「この3年間ほど、新型コロナウイルス感染症の影響で日本と頻繁に交流することができなかった」とコメント。今回、『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』のリリースを通して、カカオゲームズを日本のユーザーにも馴染み深い会社にしていきたいと展望を述べた。


▲カカオゲームズ代表のチョ・ケヒョン氏。

最後に、チョ氏とキム氏は日本でのサービス開始に向けて、次のように意気込みを語って降壇した。

チョ氏「カカオゲームズの今年の重要なキーワードはグローバルです。そこで、ゲーム市場において、最高のIPとユーザーを確保している日本をグローバル進出の初ターゲットにしました。日本でのサービスに最善を尽くして、最高のサービスを提供していきます」

キム氏「韓国と台湾での『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』のサービス実績を備えて、より優れたレベルのゲームを日本のユーザーにお届けします。カカオゲームズと協力して、日本のユーザーがゲームを楽しくプレイできるよう最善を尽くしていきます。たくさんのご声援をお願いします」


▲ラインハートスタジオ代表のキム・ジェヨン氏。

続いて、ライオンハートスタジオ 開発統括副社長のイ・ハンスン氏と、ライオンハートスタジオ アート統括取締役のキム・ボム氏が登壇。ゲーム開発やアートに対するこだわりなどを語ってくれた。

まずイ氏は、本作でこだわったポイントとして、従来のモバイルゲームでは見られなかった優れたグラフィックを実装するために工夫を施したと話す。3Dスキャンとモーションキャプチャを通してよりリアルなグラフィックを目指し、広々としたフィールドを実現するためにプログラマーとアートディレクターが密に連携したと振り返った。その甲斐があり、現在、本作では広いフィールドでローディングなく、多くのユーザーと同時にゲームを楽しむことができるようになったことが大きな魅力になっていると話をまとめた。


▲ライオンハートスタジオ 開発統括副社長のイ・ハンスン氏。

またキム氏は、従来のPC向けMMORPGでは、善と悪がはっきりと分かれており、フラットなストーリーのゲームが多かったと話す。既存のストーリー構造では、ユーザー間の協力や競争など、ユーザーの選択によって変わるストーリーに限界があると感じたと続ける。そこで、より躍動感のあるゲームを作るために、想像力溢れる世界観や多様なストーリーが魅力的な「北欧神話」の要素を本作の世界観として取り入れることを決めた。そこに、『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』ならではの神話の再解釈の要素を加えて、独自のゲームを構築していったと意図を明かした。


▲ライオンハートスタジオ アート統括取締役のキム・ボム氏。

そのほか、『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』には大規模な協力コンテンツが用意されているという。パーティ単位だけでなく、ギルド単位で遊べるコンテンツもあるため、周りの友人・知人と楽しんでほしいとのこと。このような大規模コンテンツがどのようにクロスプラットフォームで楽しめるようになっているかをぜひ、自身の目で確かめてみてほしいとイ氏は自信を覗かせた。

一方、キム氏は、北欧神話特有のダークファンタジーな雰囲気を存分に満期してほしいとコメント。これまでのPC向けMMORPGはほとんどがありふれた中世風のデザインで個性がはっきりとしているものが少なかったが、本作は明確に北欧神話のカラーを持っているので、ユーザーがリアルなダークファンタジーに没入できるよう、アートで表現できるところは果敢に描写してきたと振り返る。激しいノワール風の雰囲気で強いカタルシスを感じてほしいとユーザーにメッセージを送った。



▲その後、既にサービスを開始している韓国のインフルエンサーから、今回の日本サービス開始を祝した応援メッセージが上映された。

次に、カカオゲームジャパンPMの岩崎慎吾氏、同じくカカオゲームジャパンPMの石民帝氏が登壇。日本でサービスを開始するにあたって、どのような点を工夫してきたかや、今後のプロモーション施策についての情報を明かした。

まず始めに岩崎氏は、サービスを開始する前にユーザーアンケートで調査を行ったと明かす。そこで「MMORPGをプレイするうえで、どのような部分が不便であるか」を聞いたところ、「そもそも、どうやってプレイしていいかが分からない」という意見が最も多く寄せられたのだとか。そこで、この問題を解決するため、テキストのほか、全てを映像化したゲームガイドを制作する予定であることを明かした。そのほか、ゲーム攻略サイトやYouTubeSNS関連でもコンテンツを紹介していくという。


▲カカオゲームジャパンPMの岩崎慎吾氏。


▲カカオゲームジャパンPMの石民帝氏。

続いて石氏は、本作では魅力的な声優陣を起用していることをアピール。中でも、ハリウッド映画の吹き替えを多く経験されている経験豊かな方を中心に依頼したと説明した。現在、絶賛収録中とのことで、完成後には北欧神話のストーリーを耳でも楽しめることは間違いないと太鼓判を押した。




さらに、日本でのサービス開始を記念して、忍者をテーマにした限定アバターセットを事前登録報酬として配布予定。現在企画段階のものとして、有名IPとのコラボレーションも用意していることを明かした。



そんな『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』は、427日より、事前登録を開始。518日より、キャラクター名&サーバー先取りサービスを実施。その後、6月中に正式サービスを開始することを発表した。

発表会の最後には、俳優のオダギリジョーさんを起用したTVCMを制作が決定したことをサプライズ発表!オダギリさんは、ウォーリアの姿で出演しているとのこと。



▲会場には、実際にオダギリジョーさんが撮影当日に着用していたという衣装も展示されていた。




(取材・文 編集部:山岡広樹)



■『オーディン:ヴァルハラ・ライジング』

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