【ゲーム株概況(5/9)】好決算を受けてセルシスがストップ高 monoAI technologyも大幅続伸 今期業績見通しへの警戒感から任天堂が小安い
5月9日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比292円94銭高の2万9242円82銭でこの日の取引を終えた。好決算を受けて鉄鋼株など好業績銘柄への物色が進んだ。また、米国フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇を受けて、指数寄与度の大きい半導体関連にも買いが入ったという。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ていくと、任天堂<7974>が小安い。この日の引け後に決算発表を控えており、警戒感が出ているようだ。映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の興行成績は好調に推移しているが、Switchと関連ソフトの売上減から今期見通しについては減益との味方が強いという。
セルシス<3663>がストップ高。前日5月8日に発表した2023年12月期の第1四半期決算が売上高で前年同期比21.0%増、営業利益で同20.1%増と四半期業績で過去最高を記録したことがポジティブサプライズと受け止められたようだ。
SHIFT<3697>もしっかり。前日に子会社のSHIFTグロース・キャピタルがシステム開発の一括受託、コンサルティングサービス、システムエンジニアリングサービスを提供するクレイトソリューションズの株式を取得することを決定したことが材料視された。
monoAI technology<5240>も大幅続伸。特に目立った材料は観測されていないが、テクニカル的な自律反発狙いの買いが入った模様だ。このほか、ANYCOLOR<5032>やHEROZ<4382>、アピリッツ<4174>も高い。
他方、前日年初来高値を更新したAiming<3911>が利食い売りに押された。好業績を受けて買われていたものの、目先の過熱感が出ているようだ。ちなみに、新作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル(ダンクロ)』は5月23日よりサービスを開始する予定だ。
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240
会社情報
- 会社名
- 株式会社セルシス
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 成島 啓
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3663