エイベックス、23年3月期決算は営業利益31%増の33億円 ライヴ中心に増収、アニメ等の製作委員会分配金や配給売上も貢献

エイベックス<7860>は、5月11日、2023年3月期の連結決算を発表し、売上高1215億6100万円(前の期比23.5%増)、営業利益33億8500万円(同31.1%増)、経常利益40億5500万円(同72.5%増)、最終利益27億4200万円(同198.2%増)となり、大幅な増益を達成した。

・売上高:1215億6100万円(同23.5%増)
・営業利益:33億8500万円(同31.1%増)
・経常利益:40億5500万円(同72.5%増)
・最終利益:27億4200万円(同198.2%増)

新型コロナ前の水準には及ばないものの、売上、利益ともに回復してきた。コロナウイルス感染症による行動制限の緩和に伴い、音楽事業におけるライヴを中心に増収となったほか、アニメ等の製作委員会分配金や配給売上などが増収要因になった。

① 音楽事業
大型ライヴの公演増加等により、売上高は941億3900万円(同23.0%増)、営業利益は28億円(同29.1%減)となった。

② アニメ・映像事業
映画作品等の売上増加により、売上高は152億5300万円(同38.2%増)、営業利益は6億900万円(同11.9%減)となった。

③ デジタル事業
映像配信及びファンクラブの売上減少等により、売上高は123億7900万円(同9.5%減)、営業損失は5億4600万円(前の期は営業損失16億4000万円)となった。

④ 海外事業
海外での大型イベント開催等により、売上高は51億9900万円(同71.6%増)、営業利益は4億7000万円(前の期は営業損失4億300万円)となった。

⑤ その他
売上高は8億2100万円(同40.8%減)、営業利益は4000万円(前の期は営業損失1900万円)となった。

 

■2024年3月期の業績見通し

2024年3月期の業績の見通しについては変則的な発表を行っており、営業利益20億円(前期比40.9%減)、最終利益11億円(同59.9%減)、EPS24.38円を見込む。

・営業利益:20億円(同40.9%減)
・最終利益:11億円(同59.9%減)
・EPS:24.38円

エイベックス株式会社
https://avex.com/

会社情報

会社名
エイベックス株式会社
設立
1988年4月
代表者
代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
決算期
3月
直近業績
売上高1215億6100万円、営業利益33億8500万円、経常利益40億5500万円、最終利益27億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7860
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