【ゲーム株概況(6/9)】格上げ&目標株価大幅引き上げのKONAMIが大幅高 『つなキャン』期待でenish反発 リリース前後の動きに警戒も
6月9日の東京株式市場は大幅反発。日経平均株価は、前日比523円90銭高の3万2265円17銭でこの日の取引を終えた。メジャーSQ算出を無事通過したことで安心感が広がったことに加えて、前日の米国市場で利上げの長期化への懸念が後退したことで買い安心感が広がったようだ。
こうしたなか、ゲーム関連株をみると、コナミグループ<9766>が3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同社の投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に格上げし、目標株価も6380円から9350円に引き上げたことが市場の評価材料となっているようだ。
このほか、以下のレーティング・目標株価の変更が観測されている。
■バンダイナムコホールディングス<7832>
東海東京証券 「アウトパフォーム」→「ニュートラル」とし、目標株価を3900円→3850円
■サンリオ<8136>
大和証券 「3」継続とし、目標株価4000円→5700円
■タカラトミー<7867>
SMBC日興証券 「1」継続とし、目標株価2200円→2000円
また、6月15日に『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!』のリリースを控えているenish<3667>が反発。思惑先行で株価が動いているため、運営状況に関わらずリリース前後の動きには注意したほうが良いかもしれない。
このほか、東京通信グループ<7359>やイオレ<2334>なども大幅高となった。本日決算発表の行われた銘柄では、HEROZ<4382>とgumi<3903>が高く、エイチーム<3662>がさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高41億1800万円、営業損益3億3500万円の赤字、経常損益3億7500万円の赤字、最終損益4億1500万円の赤字(2022年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
会社情報
- 会社名
- コナミグループ株式会社
- 設立
- 1973年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3143億2100万円、営業利益461億8500万円、最終利益348億9500万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
- 証券コード
- 9766