フリークアウトHD、UUUMの子会社化を目的とした公開買付を発表　クリエイター支援や広告商品開発で協業も

フリークアウト・ホールディングス<6094>は、この日(8月10日)、UUUM<3990>株式について連結子会社化を目的とした公開買付を行うことを明らかにした。UUUMの東証グロース市場での上場維持を前提として、1株あたり727円で、発行済株式の65％に相当する1334万8465株を上限として買い付けを行う(下限も同じ)。買付期間は、8月14日から9月8日までの20営業日となる。

公開買付に関し、創業者で筆頭株主でもある鎌田和樹氏と、第2位株主の梅田裕真氏との間で買付に応募する契約を締結し、保有する全株式784万9430株(38.2％)で応募することで合意しているという。

あわせて資本業務提携も行うと発表した。テクノロジーによるクリエイターのサポートや海外展開の加速、広告商品でのコラボなどで協業するほか、フリークアウトが役員2名を派遣する。

(a) テクノロジーによるクリエイターサポートの充実
(b) クリエイターファンドの運営によるクリエイターのライフタイムレベニュー（生涯収益）の安定化
(c) アジアを中心とするグローバル展開の加速
(d) その他課題解決に向けたコラボレーション
(e) 広告商品におけるコラボレーション
(f) マーケティング領域における協業
(g) 広告効果を高めるツールなどの新たな自社プロダクトの共同開発

なお、この公開買付に対して、UUUMは賛同の意を表明しつつ、株主が応募する否かについては中立の立場を取るとのこと。応募株数が下限に満たない場合は応募株式のすべてを買い取らない。別途、追加取得のための方策も行うという。