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【TGS2023】『ドラゴンズドグマ 2』が世界最速プレイできる貴重な試遊時間の全てを一匹の「グリフィン」に捧げた話

株式会社カプコン

カプコン

2023.09.24 09:00

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、9月21～24日までの期間、千葉県・幕張メッセにて「東京ゲームショウ2023(TGS2023)」を開催している。本稿では、「カプコン」ブースにて展開されている『ドラゴンズドグマ 2』の試遊レポートをお届けしていく。

『ドラゴンズドグマ』は、2012年に発売された王道ファンタジーアクション。ドラゴンに心臓を奪われて「覚者」となった主人公となり、「ポーン」と呼ばれる従者たちと共にオープンワールドの世界で自由な冒険を楽しむことができる。当時、『モンスターハンター』シリーズがヒットしていたカプコンの完全新作ということで初めてトレーラーが上映された際には強く感動したのを覚えている。

なお、『ドラゴンズドグマ 2』のプレイアブル出展は世界初。つまり、今回が最速で『ドラゴンズドグマ 2』を体験できる場となっている。

■期待に胸躍らせながら『ドラゴンズドグマ 2』を世界最速プレイ！

今回の試遊時間は15分。開始前には、スタッフさんからも改めて「皆さんが世界で初めて『ドラゴンズドグマ 2』をプレイする方々になります！」とテンションの上がる念押しも。

試遊では「アーチャー」「ファイター」「シーフ」の中から好みのジョブを選択し、それぞれ異なるクエストに挑むこととなる。それぞれのジョブの特徴は以下の通り。

・アーチャー：弓矢による的確な射撃により遠距離から一方的に攻撃を仕掛けられるジョブ
・ファイター：片手剣と盾を扱う近接戦闘を得意とするジョブ
・シーフ：短剣を両手に素早い連撃と機動力を活かして戦うジョブ

勝手なイメージだが、こういった際には攻防優れたキャラを操作するのがそのゲームで最もスタンダードな動きを体験できるというイメージがあり、今回の試遊では片手剣で戦える「ファイター」をチョイス。

▲従者であるポーンには十字キーで指示を出すこともできる。押した方向によって自身の近くで戦ってもらったり、サポートに徹してもらったり、戦況に合わせた動きをしてもらうことがポイントになる。

ゲームは橋の上から始まったのだが、目の前にいる従者のポーンが皆こっちを向いていたので自分も何気なく振り返ってみると……すぐそばに巨大なグリフィンの姿が！

戦闘狂を自称するほどバトル好きの筆者が、こんなにも大きく強そうなモンスターを放っておけるおけるわけがあろうか、いやない。まだろくに操作方法も分からないが、目の前にある操作ガイドに目を配らせながら巨大グリフォンに向かって剣を振り下ろし、いざバトルスタート！

□の弱攻撃はコンボが繋がるほか、△の強攻撃でより重い一撃を与えることができる。調子に乗ってグリフィンの足にまとわりつきながら攻撃を続けていると、お相手も徐々にこちらの存在が鬱陶しくなってきたのか、グリフィンの攻撃が激しくなってくる。R1にはジョブ固有アクションが備えられており、ファイターは「盾防御」が使用できるようだったので、これを駆使しながらヒット＆アウェイで確実にダメージを与えていく。

戦っている最中にも、ポーンから「火が苦手のようです」「頭が弱点です」など細かなアドバイスが飛んでくる。これに従いながら攻撃を続けていると遂にグリフィンがダウン！すかさず頭部に回り込んでコンボを決めることで一気に相手の体力を削ることに成功。これが戦いながら成長するということか……！

▲グリフィンがダウンした際に身体に飛び乗ったことで、起き上がった後も安全圏から攻撃を与えることができた。R2での「掴み」アクションを駆使することで、決まったアクションに縛られない自由な戦い方が可能になっていそうだ。

今回は試遊時間が限られていたため細かな仕様までは確認できなかったが、恐らくポーンの中に魔法使い的なジョブのキャラがおり、プレイヤーキャラの剣へ定期的に火属性を付与してくれていたように感じた。AIが自身で判断して敵に合わせた戦い方をしてくれるのであれば、ソロプレイでも仲間と共に戦っているような感覚が味わえる。

そのほか、L1を押しながら〇△□×の4つのボタンを押すことで、それぞれのボタンに設定された「カスタムスキル」という技を発動できる。カスタムスキルは強力な技となっているが、使用するにはスタミナが必要で、多発してスタミナがなくなってしまうとプレイヤーの動きが鈍くなり隙が生まれてしまうため注意が必要だ。

そうこうしていると戦いの中でポーンのひとりが倒れてしまう。しかしご安心を。覚者がポーンに近付いて一定時間触れ続けることで蘇生を試みることができる。なお、蘇生時のポーンの体力は、触れた覚者の残体力と同じ値が上限値になる。ちなみに、蘇生を試みず長時間放置すると「ロスト」となり強制的にパーティーから離脱してしまうとのこと。

ポーンたちと連携してグリフィンの体力をあと一歩というところまで追いつめたが、ここでグリフィンには飛んで逃げられてしまう。ファイターには遠距離で攻撃できる術がなく、この時ほどアーチャーにしておけばと思ったことはなかった。しかし、ないものは仕方がないと気持ちを切り替えてグリフィンを追いかけようとしたところでひとつのことに気付く。

試遊がスタートしてすぐにグリフォンを見つけ、あまりにも唐突に戦闘を始めてしまったため、そもそもの目的を確認していなかったのだ。まぁ、あれほど強力な敵が目の前にいるのだから、きっとグリフィン討伐が今回のクエスト内容だろう、そうに違いない。そう思ってメニューを開きクエスト内容を確認するとそこには……「各地に出向き、魔物襲撃問題に対処する」。

画面左下に表示されたマップを見れば、確かに方々に行き先らしきマークが表示されている。そして、クエスト画面ではゴブリンやリザードマンといった表記は確認することができたが、グリフィンの文字はない。

「あれ、これグリフィン関係なくね？」

『ドラゴンズドグマ 2』を世界最速プレイできる貴重な時間だったにも関わらず、そのほとんどを使って標的外のモンスターと激戦を繰り広げてしまったのだ。そこから目的地へ向かおうと急いで向かったが、グリフィンが逃げた時点で残り2分ほどになっていたので時すでに遅し。広大な『ドラゴンズドグマ 2』の世界をウロウロと彷徨ったところで今回の試遊は時間切れとなってしまった。

と、恐らく出展社様が想定されたルートとは異なる遊び方をしてしまったわけだが、今回の体験でも『ドラゴンズドグマ 2』が持つバトルの楽しさやアクションの豊かさは存分に味わうことができた。そしてこの日、筆者は製品版が発売されたらすぐに購入し、改めてグリフォンに雪辱を果たすことを誓った。選択したジョブによってクエストは異なるため、これから試遊に行く方は事前にしっかりとクエスト内容を確認してからプレイを始めよう！

最後に、本ブースでは試遊を体験した方に『ドラゴンズドグマ 2』のメインビジュアルを使用した大型サイズのオリジナルショッパーとステッカーをプレゼントしている。