【ゲーム株概況(10/16)】中東情勢の緊迫からの連想買いでサン電子が異彩高 1Q大幅増益のIGポートが4日ぶりに反発 ユークスは希薄化懸念の再燃で4日続落
10月16日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比656.96円安の3万1659.03円で取引を終えた。中東情勢の緊迫を背景にリスク回避の売りが広がり、下げ幅は一時700円超に達した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体に軟調な推移が目立つ中で、サン電子<6736>が異彩を放つ強さを見せた。サン電子は、モバイル端末向け犯罪捜査用サービスを手がけるイスラエルのセレブライトを持分法適用関連会社に持つことから、直近の中東情勢からの連想買いが入りやすい状況となっているようだ。
また、前週末10月13日に発表した第1四半期決算が大幅増益での着地となったIGポート<3791>が4日ぶりに反発し、任天堂<7974>や壽屋(コトブキヤ)<7809>などがしっかり。
半面、マッコーリー・バンクによる大量保有が判明したユークス<4334>が希薄化懸念の再燃により下げ幅を拡大して4日続落した。
決算発表関連では、UUUM<3990>やワンダープラネット<4199>、エディア<3935>などが売られた。
東海東京証券が投資判断「ニュートラル」、目標株価1万2320円で新たにカバレッジを開始した東映アニメーション<4816>は、現在の1万3000円台の株価とのかい離を市場が意識する形となり、続落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証
- 証券コード
- 3791
会社情報
- 会社名
- サン電子株式会社
- 設立
- 1971年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 内海 龍輔
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6736
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816