クルーズ、9月中間決算は営業利益463%増の5億4600万円…『PROJECT XENO』運営のGameFi伸長、「SHOPLIST」も黒字転換

クルーズ<2138>は、11月8日、2024年3月期 第2四半期累計(23年4月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高69億4500万円(前年同期比2.3%減)、営業利益5億4600万円(同463.7%増)、経常利益15億0100万円(同906.4%増)、最終利益10億7000万円(前年同期は800万円の損失)だった。

・売上高:69億4500万円(同2.3%減)
・営業利益:5億4600万円(同463.7%増)
・経常利益:15億0100万円(同906.4%増)
・最終利益:10億7000万円(同800万円の損失)

大幅な増益となったが、成長中のGameFi事業が大きく伸びたことに加え、「SHOPLIST」を展開するEC事業が黒字転換したことが主な要因だ。ファンドの運用益や関係会社株式売却益も最終利益を押し上げた。

 

■ EC事業

売上高は32億9400万円(同18.0%減)、セグメント利益は1億2700万円(同セグメント損失6000万円)と黒字転換した。「SHOPLIST」への訪問者や取扱高が減少しており、現在、回復させるための集客方法の見直しを行っているという。

 

■ GameFi事業

売上高は17億9600万円(同26.2%増)、セグメント利益は5億0700万円(同セグメント損失3100万円)となった。『PROJECT XENO』を運営するGameFi事業が大きく伸びた。目先ではなく、中長期的な大きな利益獲得のため、新規タイトルの開発費や『PROJECT XENO』のアップデート、広告宣伝費など今後も積極的に投資していく考えだ。

 

■ メディア事業

売上高は4億8000万円(同41.7%減)、セグメント利益は1億2900万円(同57.5%減)となった。「ランク王」が事業の中核として伸びているが、広告代理店事業の大口取引先との受託業務契約を終了したことに伴い、大幅な減収減益を余儀なくされた。

 

■ その他事業

売上高は13億7500万円(同62.1%増)、セグメント損失は2億1800万円(同セグメント損失1億1600万円)となった。

 

■2024年3月期の連結業績予想

2024年3月期の業績見通しについては、現時点で合理的な業績予想の算定ができないため、非開示としている。

クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
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