【ゲーム株概況(11/8)】通期業績予想を増額の任天堂が年初来高値を更新 大幅減益決算発表のバンナムHDは大幅続落 セガサミーHDは後場に入ってマイナスに
11月8日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比105.34円安の3万2166.48円で取引を終えた。朝方は買いが先行したものの、中国景気の減速懸念から次第に値を崩す展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、任天堂<7974>が大幅反発し、年初来高値を更新した。任天堂は、前日11月7日に第2四半期決算を発表するとともに、通期業績予想の上方修正を発表したことが市場から素直に評価されたようだ。
また、決算関連ではスクウェア・エニックスHD<9684>やLINEヤフー<4689>も高く、KLab<3656>は一時290円まで上昇した。
ほか、東映アニメ<4816>が年初来高値を更新し、coly<4175>やサンリオ<8136>なども買われた。
半面、バンダイナムコHD<7832>が大幅続落し、3000円大台を割り込む場面もあった。バンナムHDは、前日11月7日に発表した第2四半期決算が2ケタ超の減益での着地となったことが市場から嫌気されたもよう。
同様に決算関連では第3四半期決算を発表するとともに、2023年12月期通期の連結業績予想の修正を発表した東京通信グループ<7359>が4日ぶりに大幅反落した。
前場引け後に第2四半期決算や通期業績予想の修正などを発表したセガサミーHD<6460>は後場に入ってマイナスに転じた。
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高62億1900万円、営業損益1億3300万円の赤字、経常利益3億5700万円、最終損益2億400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359