楽天グループ<4755>は、「楽天ブックス」「楽天Kobo電子書籍ストア」「楽天マガジン」「Rakuten Music」「Rakuten TV」を対象に集計した「2023年 エンタメ年間ランキング」を発表した。
■「楽天ブックス」2023年 年間ゲームソフトランキング
・集計期間:2023年1月1日~2023年10月20日
・集計方法:「楽天ブックス」におけるゲームソフトの販売データをもとに集計 ※予約販売を含む
2023年は名作ゲームの新シリーズが多く発売され、ゲームソフトの販売に大きな影響を与えた。トップ10には任天堂から発売したゲームソフトが8作品ランクインし、同社の人気シリーズ「ゼルダの伝説」「スーパーマリオブラザーズ」「ピクミン」の最新作がトップ3を占めた。
1位となったのは、予約販売を開始した2月から5月までの4カ月連続でゲームソフトジャンルにおける月間販売データで首位を獲得した『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』だった。本作品は「楽天ブックス」で取り揃えている全商品ジャンルの中でも今年最も売れた作品となったことから、圧倒的な人気を集めたことがうかがえる(注1)。また、任天堂は本年11月に「ゼルダの伝説」を扱った実写映画の企画開発を始めたと発表しており、今後のさらなる人気も期待できる。
2位は、「スーパーマリオブラザーズ」シリーズから、約11年ぶりの完全新作となった『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』がランクインした。9位にも1996年にスーパーファミコンで発売した作品をリメイクした『スーパーマリオRPG』がランクインし、「スーパーマリオ」作品の人気が見受けられる。
3位には「ピクミン」シリーズから10年ぶりの最新作となる「ピクミン4」がランクイン。今作からは宇宙犬オッチンと探索できるなど、楽しい新要素が追加されている。SNSでもファンアートが見受けられ、ピクミンがゲームファンから愛されていることがうかがえる、とした。
また、トップ10のうち『ポケットモンスター』関連が6位と7位に2作品ランクインした。7位の『ポケットモンスター バイオレット』は、ゲームソフトジャンルにおいて2022年に2位となった商品で、引き続き高い人気を誇っている。また、今年9月には、対象ソフトを保有している人が利用可能な有料追加コンテンツ『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』も発売され、今後の躍進に期待が高まる。
■「楽天Kobo電子書籍ストア」2023年 年間総合ランキング
・集計期間:2023年1月1日~2023年10月20日
・集計方法:「楽天Kobo電子書籍ストア」での販売数をもとにシリーズごとに集計 ※雑誌を除く
2021年と2022年のエンタメ年間ランキングに続き、今年も『呪術廻戦』がランキング1位に輝いた。本作品は2023年の上半期ランキングでは3位だったが、現在TVアニメ第2期となる『呪術廻戦』「渋谷事変」が放送されていることなども影響し、下半期にかけて人気が高まったことがうかがえる。
また、8位の『葬送のフリーレン』と9位の『ミステリと言う勿れ』も、2023年の上半期ランキングではトップ10にランクインしておらず、下半期にかけて関心を集めた作品。『葬送のフリーレン』は現在TVアニメを放映中、『ミステリと言う勿れ』は本年9月に映画化した。アニメ化や映画化、舞台化したことで原作コミック作品の販売数が伸びる傾向があるよう。
このほかのランキングは以下の通り。
・「楽天マガジン」2023年 年間ムックランキング
気になる商品を「楽天市場」で購入できる「リンク機能」を導入した『LDK 楽天 the BEST』と『LDK the Beauty 楽天コスメ the BEST』が1位と3位に。韓国旅行誌もトップ10に2冊ランクイン
・「Rakuten Music」2023年 年間総合ランキング
首位はOfficial髭男dismの『Subtitle』。3位にランクインしたYOASOBIの『アイドル』などトップ10のうち6曲をアニメに関連した楽曲が占めており、楽曲の人気にも影響を与えていることが明らかに
・「Rakuten TV」2023年 年間総合ランキング
アジア「BL(ボーイズラブ)」作品がトップ10を占める中で、1位のタイ「BL」ドラマ『Love in The Air』ほか、トップ3がタイ「BL」に。本エンタメランキングを開始した2020年以降、タイ「BL」がトップ3を占めるのは初
会社情報
- 会社名
- 楽天グループ株式会社
- 設立
- 1997年2月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4755